東京女子プロレスに参戦していた伊藤麻希(30)が、スターダムに入団した経緯を明かした。昨年8月の東京女子後楽園大会で、荒井優希との一騎打ちを最後に同団体との契約を満了したことを発表した。その後、海外マットにも参戦していた伊藤が新天地になぜスターダムを選んだのか…。大会後に本人を直撃した。

入団早々、岡田社長(左)に「伊藤ちゃん」コールを強要する伊藤麻希
入団早々、岡田社長(左)に「伊藤ちゃん」コールを強要する伊藤麻希

 ――昨年8月に東京女子との契約を満了した

 伊藤 不祥事を起こしたわけではなく、契約終了という形で終わりました。理由? それは…例えばここ(スターダム)のいいところとかを言っちゃうと、そのどちらかが必ず下がると思うので、自分の好感度のために言えないです。

 ――では、最近どんな日々を過ごしていたのか

 伊藤 虚空を見上げていたんです。もうやることがなくなっちゃって生きがいもなくなったから、何の気力も持てなくて、あのVTRになったんです。あれは伊藤のガチの日常です。モンスター(エナジードリンク)を飲まないと、人としゃべれないんですよね。

 ――伊藤さんを予想する声が多かったですが…

 伊藤 みんな過去の伊藤の投稿から「伊藤麻希だ!」っていう声が多くて、悔しくなっちゃって。逆張りで昨日レッドブル(エナジードリンク)の写真を投稿したんです。それでいったん、わからなくなるかなって。引っかかった人、何人かいましたよ。

 ――海外進出は考えなかったのか

 伊藤 アメリカとか世界に対しての野望はまだあるんですけど、多分ここで頑張っていたら、おのずと世界にもつながると思ってるので。とりあえず自分は、ここを最初に攻めたいっていう気持ちです。日本でまだやりきれてない部分もあるので、まずは日本を侵略したい。

 ――これまでスターダムをどう見ていた

 伊藤 それも好感度があるので言えないんですけど、自分の個人的な意見では、ですよ。伊藤麻希から見るスターダムは、魅力的に見えたんですよ。バチバチやってる姿とか。逆にこの9年間、そこまでバチバチなことをしてこなかったので。

 ――特に誰の試合が影響を受けたのか

 伊藤 いろんな団体を見てるんですけど、その中でもやっぱりすごい記憶に残ってるのは、中野たむ vs ジュリアです。あのバチバチ、すごい好きです。

ハードだったジュリア(右)と中野たむの抗争(2021年)
ハードだったジュリア(右)と中野たむの抗争(2021年)

 ――中野は昨年4月に引退、ジュリアは退団し米WWEへ

 伊藤 なので、やっぱり伊藤麻希の出番だろうっていうことで、来ました。スターダムの救世主に? そうです。主役は遅れてくるって言うじゃないですか。

 ――その中野は「宇宙一かわいいアイドルレスラー」と自称していた

 伊藤 宇宙より世界の方が大きいんです。知ってました? 宇宙を囲んでるのは世界。なので、伊藤が世界一かわいいです。

 ――対戦したい相手は

 伊藤 なつぽいですね。なつぽいは本当に伊藤のことが嫌いなんですよ。前の団体でアイツが定期参戦するって発表をした時に、真っ先に伊藤の名前を出してきて「伊藤真希は鏡を見たことがあるのか」と、この先輩である伊藤に対して言ってきた。そこから私は嫌いです。向こうは私のかわいさに嫉妬してんなって。女の嫉妬というのは、ほんとにめんどくさいです。でも、だからきっといい試合ができるんですよね。だから戦いたい。

 ――スターダムでやりたいことは

 伊藤 もっと売れる、ベルトを取る、スターになることです。

 ――早速ベルトを狙っていくのか

 伊藤 うーん…自分もまだ磨くべきところはあるし、もちろんそんな簡単に取れると思ってないので様子を見ていきたいですね。

 ――現ワールド王者・上谷沙弥について

 伊藤 ポーズがかぶってるんですよ。アイツがやさぐれたのが後なんだから、こっちが先なのにパクられた。まだあいさつされてないです。どういうことだ!

11日には早くも試合が組まれている
11日には早くも試合が組まれている

 ☆いとう・まき 1995年7月22日生まれ。福岡県出身。九州発アイドル「LinQ」を卒業後、2016年にプロレスデビュー。東京女子プロレスを主戦場として活躍し、19年にインターナショナル・プリンセス王座を初戴冠。21年には第8回東京プリンセスカップで初優勝するなど、新時代のカリスマとも称された。160センチ。