人気ユニットの行方は――。米国・WWEで活躍する戸澤陽(40)の周辺が、慌ただしくなってきている。
タッグパートナーの巨漢オーティス、昨年11月に女子インターコンチネンタル(IC)王者に輝いた元チアリーダーのマキシン・デュプリと、ユニット「アルファ・アカデミー」を組んできた。WWE在籍10年目は2月に世界タッグ王座に挑戦し善戦するなど存在感を示したが、このところ戸澤のセコンドを務めてきたマキシンの動きがおかしい。
WWE殿堂者ポール・ヘイマン率いる「ザ・ビジョン」のオースティン・セオリーと頻繁に話し合う姿を目撃されてきた。伝説のハードコア団体ECWをプロデュースして名を上げたヘイマンはブロック・レスナー、CMパンク、世界ヘビー級王者ローマン・レインズらにリング内外で助言を与え、スーパースターに成長させた名伯楽としても知られる。それだけにSNS上では、マキシンがセオリーを通じて、ビジョンに加入するのではないかという憶測が飛び交っている。
1日(日本時間2日)のロウ(イタリア・トリノ)のバックステージではオーティス、戸澤と並んだマキシンが、アダム・ピアースGMに不満をぶつけた。この日から始まった「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメントにエントリーされなかったためで、「私を無視したのね」と強気にかみついた。ピアースGMは元女子IC王者の実績を認め、欠場者が出た際には最優先に出場させると約束した。
ここで、オーティスが「大丈夫かい?」と声をかけた。マキシンは何とオーティスの手を払いのけ、「平気よ!」と声を荒らげる。戸惑いの表情を浮かべる戸澤の隣でオーティスは「俺らはいつだって君の味方だ」と伝えた上で、マキシンがセオリーとつるんでいることについて「あいつはやめとけ」と助言した。マキシンは「心配しないで。ちゃんとわかっている。私を信じて。OK?」とつれなく言って立ち去った。
戸澤はオーティスとマキシンを不安そうな目で追ったが、固い絆で結ばれた人気ユニットからまさかの離脱危機。デニス・サルセドのユーチューブ番組に出演したマキシンは、戸澤とオーティスについて「親友だし大好きよ。2人はWWE所属選手の中で過小評価されている。私は彼らに育てられたんだ」と話した上で、「ビジョンはやるべきことをやっているし、少し誤解されているだけ。時間をかけてオースティンのことを知れば、きっと印象が変わる。私はビジョンのもう一つの側面を見ることができただけ」と意味深に話した。
スマックダウンのジョーディン・グレースは、インタビューで史上初の〝ヘイマン・ガール〟になることを熱望するなど、ヘイマンからの指導を望む選手は多い。果たして、マキシンは戸澤のセコンドから消えてしまうのだろうか。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。












