新日本プロレス4日東京ドーム大会でIWGP GLOBALヘビー級王者・辻陽太(32)がIWGP世界ヘビー級王者のKONOSUKE TAKESHITA(30=竹下幸之介)とのダブル王座戦を制し、2冠王者に輝いた。

 お互いが2度目の防衛戦となる王者対決はまさに死闘となった。試合時間が20分を過ぎても両者の意地の張り合いは続き会場は騒然。竹下にワガママからのブルーサンダーボム、レイジングファイヤーと怒涛の3連発で追い込まれた辻だったが、何とかロープに足を伸ばして3カウントだけは許さない。

 その後も、猛攻にさらされ苦しい時間が続いたが、頭突きで竹下の動きを止めた。最後は辻が新日本伝統の逆エビ固めで締め上げ、執念のギブアップ勝ち。29分20秒の激闘に終止符を打った。

 2つの王座を手にした辻はリングを去る竹下を引き留めると「お前のその目、全然死んでねえな。やっててわかったよ、俺はお前に負けたくない」と熱いまなざしを向けた。そして「俺はこのリングで育ってきた。このリングで応援してくれるファンのみんな新日本があったからこそ、俺は今ここにいる。俺が辻陽太だ。IWGP GLOBALヘビー級チャンピオン、IWGPヘビー級チャンピオンの辻陽太だ!」と絶叫。

 悲願の団体最高峰王座初戴冠を果たした新王者は「いいか、忘れるな。このセルリアンブルーのリングは世界最高だ。俺は胸を張ってセルリアンブルーのリングで…」と決意表明をしていると、この日復帰したばかりのジェイク・リーに背後から急襲されてしまった。さらにFBSを浴びせられた辻はKO。ヤングライオンに肩を借り無言でリングを後にした。2冠王者となった辻の今後から目が離せない。

試合後、ジェイク・リー(左)に急襲された辻陽太
試合後、ジェイク・リー(左)に急襲された辻陽太