ドジャースの山本由伸投手(27)がMLB2年目の2025年に大きな飛躍を遂げ、ワールドシリーズMVPに輝いた。野手では01年にイチロー氏(52=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が海を渡り、新人王、MVP、シーズン262安打のMLB記録など数多くの記録を打ち立ててきたが、オリックスが輩出した投打の〝世界2トップ〟にはどんな共通点があったのか。
2人を知るオリックスの関係者は「練習するのは当たり前なんだけど、2人とも自分の考えにすごく自信を持っていた。周りから言われても違うと思ったら聞かず、自分の思うことにブレなかった。若いうちは周りのコーチからいろいろ言われるけれど、曲げない。体のこと、技術、思うことを信じて出し切った」と評している。
イチローは前代未聞の「振り子打法」がチーム内で賛否を呼んだが、信念を曲げずに取り組み、プロ3年目で210安打のNPB記録を樹立。球界を席巻した。山本も独特の動きで体感を鍛える「BCエクササイズ」ややり投げトレーニングに早くから取り組み、今もドジャースで継続している。ともにウエートトレーニングに積極的でないことも共通していた。
食事面にも細かく配慮し、試合までのルーティンを変えない。さらに「2人ともケガをしなかった。体を大きくしようとして故障する選手もいるけど、あの2人はしない。あったとしても離脱がない。体がもともと強い」(同)。特にイチローは体が硬いことでストレッチを欠かさず、オリックスでの9年間はケガらしいケガはなかった。山本もポストシーズンで驚異の鉄腕ぶりを発揮したが、まさに強靭な精神が強靭な肉体を作ったと言えるだろう。












