センダイガールズプロレスリング(仙女)の優宇(34)が28日、新宿フェイスで行われた「優宇引退試合 ごちそうさまでした」で10年の現役生活に幕を閉じた。
優宇は今年6月に引退を発表。半年にわたる引退ロードの最後は「チーム200キロ」のパートナーであり、盟友の橋本千紘とのシングルマッチとなった。
互いの力を見せつけ合うようなパワーファイトは両者一歩も譲らぬ大激戦に。10分過ぎに、優宇は払い腰で橋本を捕まえると、セントーン、キャノンボール、ベアベアーズ(コーナー2段目からのダイビング・ボディプレス)を発射。さらに胴締め式のチョークスリーパーで絞り上げた。
優宇は仕上げとばかりにラストライドで橋本をマットに叩きつける。勝負あったかに思われたがまさかのカウント2で返される。橋本から逆襲のオブライト(ジャーマンスープレックスホールド)を決められて3カウントを奪われ、プロレス人生最後の試合を終えた。
有終の美を飾ることはできなかったものの、優宇は晴れやかな表情。号泣する橋本をなだめ「あなたがいたから私は10年もプロレスを続けたし、10年ずっとプロレスが楽しかった。本当にありがとうございました」と感謝し、抱擁した。
その後、優宇の引退セレモニーが始まり、詰めかけた数多くのレスラー、関係者から祝われた。最後にマイクを握った優宇は「今日いた人たちみんながいたから今の私がいると思ってます。最後勝てなかったけど、私は最後まで強さを求められたんじゃないかなと思います。強さを求めることがコンプレックスだった時もあったけど、今はそれがすべて武器です。この大きな体もすべて武器です」と弱みを強みに変えたプロレスという競技に感謝。「引退満腹ロードもうおなかいっぱいです。プロレスごちそうさまでした!」と締めくくり、引退の10カウントゴングを聞いた。
優宇は2016年1月に東京女子プロレスからデビュー、18年12月にフリーに転向し、19年7月には橋本千紘とのタッグ「チーム200キロ」を結成。センダイガールズワールドタッグ王座を5度戴冠した。引退を前に今年7月に仙女に入団。半年間の引退ロードを経てこの日引退となった。












