獣神サンダー・ライガーが新日本プロレス2026年1月4日の東京ドーム大会で、注目カードを分析した。5回目はIWGP女子王者・朱里(36)とSTRONG女子王者の上谷沙弥(29)のダブル王座戦を予想する。さらに上谷が女子選手として史上初のMVPを受賞した2025年度プロレス大賞にも緊急提言だ。

【ライガーが語る獣神激論(特別編5)】第2試合では女子のダブル選手権で、朱里選手と上谷選手が戦います。朱里選手の試合は割と好きでよく見ていて、今回も有利なんじゃないかなと思っていますね。

 上谷選手にもスター性と優れた運動神経がありますけど、朱里選手には格闘技の経験もあるし、打撃とレスリングで上回っていると思う。ここで一発勝負ってなると、朱里選手が勝っているレスラーとしての幅、対応力がモノを言うんじゃないかな。キャリアも重ねてるし、上谷選手にないものをたくさん持ってるんだよね。

 超満員の東京ドームという舞台を考えても、UFCのような大舞台を経験している朱里選手の方が根性が据わってるだろうし、有利にはたらくはず。逆にそういう場面でこそ力が発揮できると思うし、逆に上谷選手は独特の雰囲気にのまれてしまう可能性も十分に考えられるよ。

 もちろん、上谷選手の昨年の活躍は目覚ましかった。プロレス大賞MVPだもんね。ただ僕がこんなこと言ったら、このコーナーがなくなっちゃうかもしれないんだけど…いっそのこと、女子のMVPと男子のMVPを分ければいいんじゃない?

 別に上谷選手が悪いとか言っているわけでも何でもない。ただ、男子と女子を一緒にしていいのかなっていう単純な疑問ですね。これは決して差別してるわけじゃなくて、男子プロレスと女子プロレスというそれぞれの競技を尊重した方が、評価もしやすいんじゃないかなと思うんです。

 プロレスだとミックスドマッチというルールもあるけど、基本的にはそれってイレギュラーなものだし、タイトルもベルトも男子は男子の中で、女子は女子の中で競っているものだよね? レスリングも柔道もボクシングも陸上も水泳も野球もサッカーも、すべてのスポーツで何のために男子と女子が分けてるのかと言ったら、それが本当の意味での男女平等だからだと思うんだよ。体格的にも違うし、単純比較できない部分も絶対にあるんだから。

 改めて言うまでもなく、上谷選手のMVPはこれは快挙だし、祝福したい。でも、女子プロレスが盛り上がってきた今だからこそ、もう一度考え直した方がいいんじゃないかなっていうのが、昨年のプロレス大賞を見て思ったことでしたね。