「東京スポーツ新聞社制定2025年度プロレス大賞supported byにしたんクリニック」で、女性初の最優秀選手賞(MVP)を受賞したスターダムの上谷沙弥(29)と、2016年リオデジャネイロ五輪レスリング女子48キロ級金メダルの登坂絵莉さん(32)による異色対談が実現した。番組で共演したことがきっかけで仲を深めた2人が再会。禁断の恋愛トークまで繰り広げた〝新春女子会〟の様子を大公開だ。
【上谷沙弥×登坂絵莉の異色新春対談・前編】
登坂絵莉(以下登坂) プロレス大賞MVP受賞おめでとうございます! 女性初なんですよね。本当にすごい!
上谷沙弥(以下上谷) ありがとう! 男子の方がプロレス界で目立ってきたから、MVPは女子が取れるものじゃないみたいな風潮があって。でも、その壁をぶち壊したら女子にもっと光が当たるだろうと思って公言し始めたんだよね。
登坂 すごいな…。きっかけはどこにあったんですか?「千鳥の鬼レンチャン」(フジテレビ系)で注目を浴びたぐらい?
上谷 メディアに出演するようになってから、言ったことがどんどん実現していくのを体感して、自信につながったのがきっかけかな。
登坂 そうだったんだ。共演する前に鬼レンチャンを見ていて、この子めっちゃ根性あるなと思っていた。だから番組でご一緒できるって聞いた時うれしくて。それから、よりプロレスに興味を持つようになって「今こんなふうに頑張っているんだ」と思って見ていました。私みたいな人がたくさんいたから大賞を取ったんだろうね。
上谷 これまで番組で一緒になって登坂ちゃんのポジティブで明るいところをすごく尊敬していて。「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」(TBS系)の1日1キロ以上3日連続で太れないかを検証する企画で登坂ちゃんは1日目で体重が増えなくて帰宅する時、全く落ち込むことなく「この後も頑張って! またね」って元気よく帰っていく姿が印象的だった。その後「KUNOICHI」(TBS系)の時も登坂ちゃんは最初のステージで落ちて…でも明るく笑顔で帰っていく姿を見て、本当に救われたんだよね。
登坂 あれは私も落ち込んだ! だってあの日朝7時半ぐらいにスタジオに入って、私の順番が後ろから4番目だったから出番が来た時には午後3時ぐらいだったのに、開始5秒で落ちて…。自分のいいところを見せられなかったっていうよりも、スタッフさんに朝から来てもらったのにって思いが強くて。全く違う状況のくせに吉田沙保里さんがオリンピックの時に「勝てなくてごめんなさい」って言っていたのを思い出しました(笑い)。でも基本引きずることはしないですね。
上谷 そうだったんだ! 自分はあの日から1週間くらい引きずっていたので。そのメンタルの強さは競技をやっていた時から?
登坂 父がいつも「負けた瞬間から次への戦いが始まっているから」って言っていたので、確かにそうだなと思って。落ち込んでも負けた事実は変わらないし、そのうち立ち上がらないと一生落ち込んでいるから。どうせまた頑張るんだったら誰よりも早く立ち上がって次に行った方がいいと思っていて。だから現役の時も大会で負けても帰ってからすぐ腕立てしていました。
上谷 すごいなあ。私は割と引きずるタイプだから。でも今はネガティブな感情とか、憎しみを引きずって「なにクソ! コイツら見とけよ」っていう精神でやっているのをリングに生かすようにしているよ。
☆かみたに・さや 1996年11月28日生まれ。神奈川県出身。2019年8月10日後楽園大会で渡辺桃を相手にデビュー。23年3月にワンダー王座最多連続防衛記録「V15」を樹立した。24年7月に極悪軍団「H.A.T.E.」に加入。現在はワールド王座とSTRONG女子王座の2冠を保持する。必殺技はスタークラッシャー。〝闇に落ちた不死鳥〟の異名を持つ。168センチ、58キロ。
☆とうさか・えり 1993年8月30日生まれ。富山県高岡市出身。小学3年でレスリングを始め、2008年に全国中学生選手権優勝、10、11年に全国高校女子選手権で連覇を達成。12年に至学館大学へ進学した。12~15年に全日本選手権4連覇、13~15年に世界選手権3連覇を果たし、16年リオデジャネイロ五輪ではレスリング女子48キロ級で金メダルを獲得した。20年に総合格闘家の倉本一真と結婚し、翌年男児を出産。22年に現役引退した。














