新日本プロレス「ワールドタッグリーグ(WTL)」覇者のザック・セイバーJr.(38)が、パートナー・大岩陵平(27)の〝育成計画〟を明かした。来年1月5日大田区大会でIWGPタッグ王者の「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」ことYuto―Ice(28)、OSKAR(27)組に挑戦することが決定。同大会から新時代に突入する団体の新たな顔に大岩を指名した。

 ザックと大岩は、14日熊本大会での決勝戦で辻陽太&ゲイブ・キッドを破って初優勝。棚橋弘至の引退試合( vs オカダ・カズチカ)が行われる来年1月4日東京ドーム大会の翌日となる、1・5大田区でのIWGPタッグ王座挑戦が決定した。

 15日の一夜明け会見では「ビッグマッチのメインを任されるような王者組を目指したい。タッグの価値を上げていくことで、大岩の実力も上げていけると思う。彼にIWGP世界ヘビー級王者になってもらうことが、TMDKのフロントマンとしての目標でもある」と豪語した。

 現在、新世代の先頭を走っているのは、来年1・4でダブル王座戦を行うIWGP世界王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)とIWGP GLOBALヘビー級王者・辻陽太の2人だ。

 ザックは取材に対し「大きな体があるし、柔らかくテクニカルな動きは他の選手にないものだ。ピュアな心を持っているし、そういう選手は新日本を引っ張っていく存在になると思っている」と大岩を高く評価。その上で「竹下、辻と比べて唯一、そして絶対的に彼に足りないのは経験だ。それを補わせてあげるためにも1・5でベルトを取って、より重圧のかかる試合を多く経験していくことで、さらにシングルプレーヤーとしてのレベルも上がっていくだろう」と全面サポートを約束した。

 棚橋の引退だけでなく、今年5月には内藤哲也が退団するなど、ここ数年は東京ドームのメインイベンターが続々と新日本マットを去っている。ザックは「棚橋の引退によって新日本の相関図は大きく変わるし、新しい時代が幕を開ける。だからこそ大岩に、日本人の中でトップになれる実力をつけてあげたい。G1クライマックスでの上村(優也)との試合を見れば、彼にそのポテンシャルがあることは明白だ」とパートナーを次の東京ドームメインイベンターに育て上げるつもりだ。

「もちろん俺も、これからもシングルプレーヤーとしてハイレベルなところで戦っていくし、今年、東京ドームのメインに立っただけで満足したわけではないからね。ただ、まずはタッグのベルトを取ることが重要だ」。

 時代の転換点となる1・5を皮切りに、新日本の会場をTMDKのチームカラーであるオレンジに染め上げる。