新日本プロレス12日鹿児島大会「ワールドタッグリーグ(WTL)」準決勝で、辻陽太(32)、ゲイブ・キッド(28)組がIWGPタッグ王者のYuto―Ice(28)、OSKAR(27)組を撃破し、決勝戦(14日、熊本)に進出した。
現王者組の連係に苦戦を強いられながらも、辻のジーンブラスターとゲイブのローリングラリアートを同時に放つWAR BLASTERでOSKARを粉砕。ザック・セイバーJr.&大岩陵平との決勝戦に駒を進めた。
ファイトスタイルの相違などで一時は不和も生じたが、軌道修正して優勝に王手。辻は「何とか修復できたかなと。お互いに譲れないものがあるのは当然で、少し意地になりすぎたかなと思いますね」と「雨降って地固まる」を強調した。
本音でぶつかり合ったからこその〝気づき〟もある。IWGP GLOBALヘビー級王座を保持する辻は来年1月4日東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)とのダブル王座戦を控えている。そのためWTLで優勝できた場合は翌1月5日大田区大会でのIWGPタッグ王座挑戦を見据えていた。
しかし、辻は「今回の件を経て、やっぱりゲイブとは向き合ってる方が楽しいなと思った部分はあったんです。俺はゲイブと対角線にいるべき男なんだなと、組んでいく中で感じました。もちろん今はタッグリーグなので、力を合わせて一つの目標に突っ走りますけどね」とライバル関係を再確認。
その上で「WTLはIWGPタッグの挑戦者決定戦ではなく、今の俺たちが全力で目指すべきタイトルなので。1・5とか先のことは考えず、純粋に優勝という栄誉を勝ち取りに行きたいです」と新たな方針を明かした。
1・4のダブル王座戦を制した時に、真っ先に挑戦者候補となりそうなのが他ならぬゲイブという側面もある。
「10月にIWGP GLOBALを取られて、WTLを一緒に優勝した俺がもしIWGPヘビーも取ったら、一番ムカつくのはゲイブですよね。もし仮にゲイブが名乗り出ないのであれば、2人で話し合って、いつタッグを取りに行くのか決めたいですね。2つとも勝つ気なので、俺はそんなプランを用意してますよ」
競い合い、高め合ってきたパートナーとの唯一無二の絆で、リーグ戦の頂点をつかみ取る。













