米メディア「ファンサイデッド」は11日(日本時間12日)、「メッツファンは正式にスティーブ・コーエンに背を向けた。これはロブ・マンフレッドにとって悪いニュースだ」との記事を配信した。

 ウインターミーティング最大の敗者となったのがメッツ。守護神エドウィン・ディアス投手がドジャース、ピート・アロンソ内野手がオリオールズにそれぞれ流出した。

 同記事は「オールスター外野手フアン・ソトを巨額の資金で獲得してからわずか1年後、メッツは一塁手のアロンソ(球宴に5回出場し、チーム歴代最多本塁打記録保持者)と守護神ディアスをFAで放出し、それぞれオリオールズ、ドジャースと契約を結んだ」と主力流出を嘆くと、「当然のことながら、メッツファンはコーエン(オーナー)と球団編成本部長のデビッド・スターンズに我慢の限界を迎えている」と断言。その前には人気者のブランドン・ニモをレンジャースにトレードし、ベテラン二塁手セミエンを獲得したことにも触れた。 

 その上で「この1か月の出来事はメッツの短期的および長期的な将来に重大な影響を及ぼす可能性があり、コミッショナーのロブ・マンフレッド氏は懸念すべきだろう。26年の観客動員数は減少する可能性がある。『WFAN』のエヴァン・ロバーツはコーエンとスターンズを公然と批判し、来年の観客動員数は減少すると警告した」と指摘した。

 前例がある。「メッツファンは歴史的に、口先だけでなく行動で示してきた。2010年代を通して、メッツの観客動員数は年々中位にとどまっていたが、これはニューヨーク都市圏でプレーするチームとしては到底あり得ないことだった」とフロント批判が観客減につながった過去を振り返った。

「メッツは明らかにファン層の一部を遠ざけており、来夏にはシティ・フィールドの空席がさらに増えても不思議ではない。(来オフの)ロックアウトの可能性もあることを考えると、マンフレッド氏はリーグ全体の他のスタジアムでも観客動員数とチケット販売数が増加することを祈るしかない。そうでなければ、ドジャースが野球界を破壊したという疑惑よりもはるかに深刻な問題がリーグに降りかかる可能性がある」と警鐘を鳴らした。