ソフトバンクの近藤健介外野手(32)が、来季個人目標の最大ターゲットに「最高出塁率」奪還を掲げた。11日は福岡市内で「TEAM AMAGI トークショー 2025」を開催。例年1月に鹿児島県徳之島天城町でともに自主トレを行うオリックス・西川らとファンを楽しませ、新シーズンへ思いを新たにした。

 トークショー後に取材対応した近藤は改めて相次ぐ故障に泣いた一年を「個人としてはやっぱり悔しさだったり、モヤモヤした感じが残るシーズンだった」と回想。今季は開幕直後に腰を手術し、中盤には左かかとを痛め、終盤には左脇腹痛で思うようなプレーができなかった。出場75試合にとどまり、打率3割1厘、10本塁打、41打点で無冠。FA加入1年目に本塁打と打点の2冠に輝き、昨季は首位打者とリーグMVPを獲得しただけに不完全燃焼のシーズンだった。

 それだけに来季にかける思いは例年以上だ。打率、打点、本塁打の主要3部門のタイトル奪還ももちろん狙えるが、近藤が来季の最大ターゲットに挙げたのは「最高出塁率」だった。「もう一回取りたい。僕自身の持ち味で、そこがありきの他の数字だと思っているので。まだ何番を打つかは分からないけど、打順によっては打点よりも意識しないといけないと思っている」と力を込めた。過去に4度獲得してきた勲章。来季2年ぶりの奪還なら、節目の5度目でイチローらに肩を並べる。

 個人として一番輝き、チームに最も貢献する形を理解している近藤。来季、真の姿を取り戻せるか――。