ポスティング制度を利用し、今オフのメジャー移籍を目指す巨人・岡本和真内野手(29)への注目度がMLB関係者の間で日増しに高まっている。「ウインターミーティング」(7~11日=日本時間8~12日・フロリダ州オーランド)開催が近づくにつれ、前回大会のWBCで侍ジャパンの主力としてチーム世界一に大きく貢献した和製大砲の「株」は必然的に急騰。巨人の同僚たちも岡本の話題で持ち切りとなっており、その中からはドジャース移籍だけは避けてほしいとの声も飛び出している。
日本球界が誇るスラッガー・岡本の新天地はどこになるのか。今オフは岡本をはじめヤクルト・村上宗隆内野手(25)、西武・今井達也投手(27)ら複数のスター級選手がNPBからのメジャー挑戦を表明している。中でもムラがなく安定的な打撃力を誇る岡本はMLBでの注目度が非常に高い。実際に米有力メディアの「CBSスポーツ」(電子版)は3日(日本時間4日)の報道で岡本について「最も早く合意に達する可能性が高い」と断じ、ウインターミーティング期間中に契約がまとまる可能性も指摘している。
海の向こうで早くも報道が過熱するGの主砲の新天地には、チームメートも当然ながら興味津々だ。選手の一人はドジャースに大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)の3人が在籍している点を挙げ「正直〝おなかいっぱい〟。あれだけ日本人選手の活躍があったら、ニュースも埋もれてしまう」と〝非LA〟を強く要望。「最近は日本人選手がいなかった球団に行って、その球団を代表するような選手になってほしい」とも続け、ロッキーズやタイガース、ブレーブスなど近年は日本人選手となじみの少ない球団を候補先に推した。
ロッキーズは2006年入団の松井稼頭央、タイガースは00年の野茂英雄、ブレーブスは10年の斎藤隆以来、日本人選手が不在。移籍となれば、実に約20年ぶりに日本人選手が誕生することとなる。
また、別の若手は勢力分布図の解説もまじえながら大先輩・岡本に新チームで日本人コンビによるクリーンアップ結成を託した。現在、メジャーに在籍する日本人野手はレッドソックス・吉田正尚外野手(32)とカブス・鈴木誠也外野手(31)の2人。岡本と併せて村上の移籍も決まれば、一挙4人の日本人スラッガーがMLBで競演することになる。それでも前出の若手は自身が最も間近で見てきた立場を強調しながら「和真さんはメジャーに行っても力負けしない選手」と太鼓判を押し「吉田さんや鈴木さんと3~5番の間で肩を並べたら…」との期待を膨らませ、レッドソックスやカブスとの移籍成立を願った。
MLB各球団の編成事情は常時変化している。FA市場に出回っている有力選手の移籍先に関する情報も日々大きく変わるのは日常茶飯事だ。それぞれの〝移籍先願望〟はあるにせよ、巨人の同僚たちもかたずを飲みながら一刻も早いメジャーリーガー・岡本誕生の瞬間を見守っている。












