〝シン世代交代〟へ──。ソフトバンクの5選手が2日に福岡市内の球団事務所で契約更改に臨みサインした。その中で今季支配下登録を勝ち取って本塁打も放った山本恵大外野手(26)をはじめ、木村光投手(25)、渡辺陸捕手(25)、尾形崇斗投手(26)の4選手が昇給を勝ち取った。

 今季は多くの選手が試合に出場した背景もあり、若鷹を中心に昇給が多いホークス。球団からはさらなる世代交代に向けて「突き抜ける」活躍が期待されている。三笠GMは今後2、3年のチーム構想について「野村君と柳町君より下の(年齢の)選手が出てくるような年になったらいいなと思っている。今年育った中堅の選手が中心になりながら、長く支えてきたベテラン選手に代わる若手が出てくるというのがテーマ」と説明していた。

 今季、レギュラーとして台頭した柳町、野村、海野はいずれも20代後半。投手陣でも今季初めて2桁勝利を挙げた大関も今月で28歳を迎えるなど、確かな世代交代を感じさせながらも、活躍が目立ったのは20代後半の選手たちだった。

 松本晴投手(24)などを中心に20代前半、半ばの選手も頭角を現しつつあるが、主力級と言い切れる立ち位置は確保できていない状況。他チームで見れば数年前から若返りを図ってきた日本ハムは野手陣では清宮幸や万波、投手陣では北山や達など20代前半、半ばでも「主力」といえる選手が名を連ねている。

 層が厚いホークスで若くして定位置の座をつかむことは容易なことではない。だが、チーム強化のためにも「ひと段階上の世代交代」は必要な要素だ。若鷹からも「自分たちがやらないと」「野村さんや柳町さんのあとに続きたい」と威勢のいいの声が聞こえた。

「層が厚いチームなので。今年一軍で得た経験を糧に来季、一軍に定着できるかというのが勝負だと思う。頑張ってもらいたい」と期待をかけた三笠GM。来季以降、さらなる活性化が見られるだろうか。