ヤングGの台頭はあるのか――。巨人の外野陣が激震に見舞われている。球団は日本ハムから国内FA権を行使した松本剛外野手(32)を獲得した一方、オコエ瑠偉外野手(28)と協議の末に自由契約とした。

 丸佳浩外野手(36)は11月30日に都内で行われた生活困窮世帯の子供たちに食事支援を行う「丸メシプロジェクト」の一環で、中高生向きの施設を訪問。松本剛の入団について「オーナーも以前、補強ポイントの中に外野手っていうところを言われてましたから。今いる外野手がそれを聞いて、見て、どういう思いでこのオフやれるかってのはすごい大事なんじゃないかなと思いますね」と話し「僕は『情けないな』と思いましたし、そういうふうに言われてしまう現状をみんなで打破していかなきゃいけない」と受け止めた。

 球団が獲得に動いたということは、補強しなければウイークポイントがあると判断されたからだ。オコエの電撃退団に伴い、現状で開幕スタメンが有力視されるのは来季19年目の丸と新戦力の松本剛の2人。2022年のドラフト1位・浅野や佐々木、若林、今季は外野も経験した中山らが残る1枠を争う状況となっている。

 一軍で自分の居場所を確保するためには何が必要なのか。チームスタッフの一人は「一部の選手は『打たないと一軍に出られない』みたいなことを言っているんですけど、実際は守れないから一軍にずっとレギュラーとしていられないんだよと思う」と断言する。「守備固めで使えるんだったら一軍にずっと置いときたいんですよ。外野手で言うと、オコエは打球への反応とかが特に良かったんですよね。それに続く若手は今のところ一人もいない」と手厳しかった。

 守備力に関するチーム内の評価は丸の次点がオコエだったという。誰がチャンスをつかむのか。自主トレ期間でどれだけライバルたちと差をつけられるかが来季の立ち位置を大きく変えそうだ。