巨人・戸郷翔征投手(24)は26日に都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6000万円減の年俸2億4000万円でサインした。
今季2年連続の開幕投手を務めたが、不振により2度の二軍再調整を余儀なくされた。昨季まで3年連続となる12勝を挙げたものの、今季は8勝9敗、防御率4・14と苦しい結果に終わった。
プロ7年目で初の減俸を経験。それでも「1年間本当にいろいろなことがあり、苦しいことばかりでしたけど、本当にいい勉強になった。来シーズン、いい奮起材料になるかなと。球団の期待に応えられるようにしたいです」と前を向いた。
不本意なシーズンに終始したものの、向上心は失わずに貫いた。特に今春のキャンプでは、新球種「カットボール」を習得。ところが、これが問題点の一つになっていた可能性が高いという。
チーム関係者の一人は「戸郷の不振は、シーズン前からカットボールの習得に力をかけすぎてしまったこともあるのかも。追求しすぎてしまったがゆえに、得意球の精度や投げる感覚が無意識のうちにズレてしまっていた恐れがある」と指摘。
戸郷の得意球は直球とフォーク。主にキレのある2球種を軸とし、これまで三振を奪ってきた。だが今季の奪三振数は87。昨季の156に比べて激減しており、得意な球種がウイニングショットとしてうまく反映されていないことが分かる。
他球団関係者も、大きく数字を落とした奪三振数に着目し「戸郷の得意球である2球種は『縦のアングル』だが、カットボールは『横のアングル』。球種の質を見ると、ほぼ正反対に近い。その影響でもしかするとフォームが徐々に崩れてしまい、次第に感覚のズレとつながってしまった可能性がある」と分析した。
実際に戸郷自身も「今年はフォームの安定性にすごい欠けたシーズンになった」と反省点を口にする。続けて「毎年カットボールだったり、ツーシームだのを求めていってますけど、まずは真っすぐの質をまたさらに高めていくというところは重要」と原点回帰を掲げていた。
課題が明確になったGのエース・戸郷。来季の復活劇に向け、オフから徹底的に自らを鍛え直す。
=金額は推定=












