新日本プロレス29日青森大会の「ワールドタッグリーグ」Aブロック公式戦で、辻陽太(32)、ゲイブ・キッド(28)組が矢野通(47)、ボルチン・オレッグ(32)組を下し、3勝目をあげた。

 レスリングエリートコンビの猛攻にさらされた。場外乱闘でキレた矢野にゲイブがイス攻撃を浴びれば、ボルチンには2人まとめて担がれてバックフリップを決められる。さらにゲイブはボルチンのフロントスープレックスから矢野の悪質タックル、急所攻撃から赤霧で丸め込まれ窮地の連続だ。

 それでも辻がこれを間一髪でカットすると、ボルチンのパワーボムをヘッドシザースで切り返し、場外へ道連れにする。ゲイブが矢野にO―KNEE(ニーアタック)を発射すると、辻もボルチンにトぺ・スイシーダを発射し敵軍を完全に分断。最後はゲイブのO―KNEEから合体技「WAR BLASTER」をさく裂させて3カウントを奪ってみせた。

試合後、辻陽太(右)に声をかけるゲイブ・キッド
試合後、辻陽太(右)に声をかけるゲイブ・キッド

 バックステージで辻は「オイ、矢野。金的はレフェリーの目を盗んでやるぶんにはいいと思うけど、後ろからタックル、悪質タックルだけは元クォーターバックとして許せないぜ」と、2018年に日本大学アメフト部で発生した〝事件〟を想起させる矢野の技を断罪。これを受けゲイブは「お前も俺も新日本プロレスのクオーターバックだ。俺たちはこのリングのトム・ブレイディだ。俺たちが新日本を動かしているんだ」と豪語した。

 来年1月4日東京ドーム大会ではIWGP GLOBALヘビー級王者の辻がIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITAとのダブル王座戦を行うことが決定済みだ。ゲイブは「お前は東京ドームで忙しくなるぜ…2試合あるかもな。IWGPタッグ王座戦とIWGP世界ヘビー級王座戦だ」と、パートナーのダブルヘッダー出撃も示唆していた。