ソフトバンク・上沢直之投手(31)が29日、佐賀市内で開かれた球団主催の小学生を対象にした野球教室「ベースボールキッズ2025」で講師役を務めた。晴天の下、藤井らとともに野球に触れるきっかけづくりを意識して約2時間指導。競技の裾野を広げる活動に一役買った。

 子供たちに取り囲まれ、ユニホームを引っ張られ、人気ぶりが際立った鷹の背番号10。質問コーナーでは少年少女の真剣な悩みや質問に耳を傾けた。

「どうしたら四球を減らせますか?」。この相談に、上沢は「少年野球は四球を出していいです!」と即答し、優しく語りかけた。

「僕は中学から野球を始めたけど、すぐにはうまくならなかった。僕は中3まで試合に出たことがなかったです」。その上でこうアドバイスを送った。「遠くに投げる、速く投げる。そこを目指してやったらいいよ。とにかく楽しんで」。

 少年時代、スポーツテストのソフトボール投げで、仲間と競うことが好きだったという上沢。野球に興味を持った〝入り口〟の楽しさを忘れないことが競技向上のヒントだと伝えた。

 休日の過ごし方を聞かれ「休みの日は筋トレをしています。みんなもいつかゲームが筋トレに変わる日が来ます」と答え、笑顔を振りまいた上沢。肉体の進化を実感する31歳は「今年の最速が152キロとか153キロだったので、来年は155キロを投げたいと思います!」と、目を輝かせる子供たちに最速更新を約束していた。