ソフトバンクが台湾プロ野球味全の徐若熙投手(25)を獲得することが決定的となった。米野球専門メディア「GAIJIN BASEBALL」が28日(日本時間29日)、「徐若熙は福岡ソフトバンク・ホークスと3年間、総額10億円(約640万米ドル)の契約を結んだ。ロサンゼルス・ドジャースやオリックス・バファローズも彼を獲得する有力候補だったが、福岡に落ち着いたようだ」と報じた。

 最速158キロを誇る「台湾の至宝」は2023年の台湾シリーズでMVPを獲得した本格派右腕。トミー・ジョン手術で22年、23年シーズンの大半を欠場したが、今季は19試合に登板して5勝7敗も防御率2・05の好成績をマークした。114回を投げて四球はわずか14と制球力も抜群で、台湾プロ野球で通算64試合(305回)に登板し、9本塁打しか許していない。

 徹底マークしていたドジャースにとっては痛恨の〝敗北〟だが、米メディア「ザ・スポーティング・ニュース」は「徐が他球団と契約してもドジャースに大きな影響はでないだろう。徐がロサンゼルスではなく日本行きを決断したことは、来シーズンのドジャースのチャンスを損なうものではない」と伝えた。

 さらに「ドジャースは徐が才能を日本に持ち込む中で、彼の成長を注視していくだろう。彼はソフトバンク・ホークスとの3年契約で28歳を迎える」と指摘。つまり、ドジャースは手術歴のある徐を日本で〝リハビリ〟させ、完全復活を果たせば3年後に満を持して獲得に乗り出すという。

 とにかく、世界一のドジャース、日本一のホークスが争奪戦を繰り広げた台湾最強右腕は日本でどんな快投を披露するのか、目が離せない。