全身全霊の〝鷹つぶし〟へ――。日本ハム・新庄剛志監督(53)が指揮官就任5年目の集大成となる来季のリーグ優勝、日本一達成にかつてないほどの執念を燃やしている。
22日に本拠地・エスコンフィールドで行われたファン感謝祭のフィナーレであいさつに立つと、2万人超のファンを前にサプライズを決行。来季の開幕カードとなるソフトバンク3連戦(来年3月27~29日、みずほペイペイ)の先発投手を伊藤、北山、達と公表し、開幕戦の4番を郡司、5番・山県と異例の早さで発表した。
スタンドのファンからは大歓声が上がったが、来春のキャンプもすっ飛ばし、この時期からあえて〝手の内〟を明かした背景には、ホークスを倒さなければリーグVも日本一もないと判断したからにほかならない。
直近の2シーズンはリーグ2位で終えたが、いずれもCSでソフトバンクに敗退。積もりに積もった悔しさを晴らすには他チーム以上に鷹との対戦で圧勝するしかない。
「来年はちょっと勝負をかけたいんでね。もう2位はいいから。来年優勝じゃなかったらもう知らん。見捨てる(笑い)。でも、出た選手が打って走って抑えたらもう勝つんで。それを期待して。楽しみですね」(新庄監督)
長丁場のペナントレースで「1チーム討伐」に集中すれば、他チームとの対戦で取りこぼす危険性も出てくる。しかし、指揮官は「(2年間)同じやり方でやっても勝てなかったから」と意に介さず、先発ローテの登板間隔などについても「変えないと優勝できないでしょ」とやる気満々だ。
開幕まで4か月もあるが、鷹討伐からの悲願成就へ、新庄監督の構想は着々と進んでいる。












