全日本プロレスの暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」開幕戦(22日、後楽園ホール)で、青柳家追放をかけたBブロック公式戦が行われ、弟・亮生(25)が兄・優馬(30)を破って長男の座を奪取した。

 今回の最強タッグにライジングHAYATOとの「あつはや」出場した亮生は、開幕戦で兄の優馬&安齊勇馬の「ダブル(W)ゆうま」と対戦した。開幕前に兄・優馬からタッグを一方的に解消されて怒り心頭の亮生は、開幕戦で勝って兄を青柳家から追放することを宣言。これを優馬も受けて立ったため、骨肉の争いとなっていた。

 そんな中、先発した青柳兄弟は高速の攻防で観客を沸かせ、場外でも激しくやりあった。だが、ヘビー級のWゆうまに対してジュニア戦士のあつはやは徐々に押し込まれる。スピードで翻ろうを試みるが質量で追い込まれる苦しい展開が続いた。

青柳優馬(中)を攻める青柳亮生(左)とライジングHAYATO
青柳優馬(中)を攻める青柳亮生(左)とライジングHAYATO

 その後、あつはやは何度も大ピンチを迎えてKO寸前となりなるが、意地で3カウントは譲らない。すると25分が近付いたところで、亮生がこん身のラリアートを兄に叩き込んで逆転ののろしだ。ここから一気に畳みかけて優馬をダウン状態にすると、あつはやは一緒にコーナー最上段へ上がる。そこから亮生がHAYATOをスパニッシュフライで投げる形で同時に舞う大技「シド&ナンシー」をズバリ。トドメに亮生がファイヤーバードスプラッシュで飛んで、兄から初となる3カウントを奪った。

 悲願の兄超えを果たした亮生は「やったぞー! 青柳優馬に青柳亮生が勝ったぞ。戸籍はもうどうでもいいんだよ!」と興奮気味にまくしたてる。さらに「いつかの後楽園でエースが『全日本プロレスはデカくて強くてかっこいいやつが集まるリング』って言ってましたけど…。でもな、全日本のリングにはそんな『デカくて強くてかっこいいヤツ』を倒しちまう『ちっちゃくて強くてかっこいいレスラー』がいるんだ!」と叫んで喝采を浴びる。続けて「かき乱してかき乱して優勝しちゃいますんで」とリーグ戦制覇を宣言した。

 また、ほかのBブロック公式戦はザイオン、オデッセイ組が他花師、黒潮TOKYOジャパン組に、宮原健斗、デイビーボーイ・スミスJr.組が本田竜輝、野村直矢組にそれぞれ勝利した。