「御三家」の参戦は本当にあるのか。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が来日し、19日に都内で開かれた新CM発表会に出席した。来年3月に開催されるWBCに向け、大谷翔平投手(31)ら所属する日本選手3人の出場可否について「彼らが決めること」と注目発言。大きく前進したかにみられた一方、侍ジャパンのライバル国からは〝疑惑の目〟も向けられている。

 ロバーツ監督が出演したCMは球団が2024年からオフィシャルスポンサー契約を結ぶ木下グループのもので、今回が第2弾となった。ワールドシリーズ(WS)を連覇し、2年連続で世界一監督として来日した指揮官は「2週間前に連覇でき、日本に帰って来られてうれしく思います」と笑顔を見せた。

ドジャースの(左から)大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希
ドジャースの(左から)大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希

 日本球界では井端弘和監督(50)率いる侍ジャパンの強化試合も終了。来春開催されるWBCのメンバー選考も大きな関心事となっており、大谷やWSのMVPに輝いた山本由伸投手(27)、ブルペンの救世主となった佐々木朗希投手(24)らが参戦できるかも焦点となっている。

 ロバーツ監督は会見で「私が決めることではなく彼らが決めること」と明言し「彼らが決めて出場することになれば、私は全力でサポートしたい」と約束した。出場すれば開幕の約1か月前にピークを合わせることになり、長いシーズンへの影響が懸念される。以前に「ABEMA」の番組で「個人的にはWBCに出場してほしくない」と指揮官として率直な思いを吐露していたが、今回は封印した格好だ。

 出るか出ないかはあくまでも本人たちの意向次第――。ただ、本戦で侍ジャパンと同じC組の韓国では額面通りに受け止められないとの報道もある。「スポーツ朝鮮」(英語版)はロバーツ監督の発言を「日本のファンへのリップサービス」と指摘し「日本を意識してより柔軟なものになった」と分析している。

 大谷は来季開幕から投打二刀流で臨む予定で、山本は名実ともにドジャースのエースに昇格。佐々木も本来の先発に復帰し、次世代エースへの成長が期待される。3人とも〝WS3連覇〟に欠かせない戦力だ。

 同メディアは大谷の10年総額7億ドル(約1015億円)、山本の12年総額3億2500万ドル(約465億円=いずれも当時)の超大型契約に触れ「彼らは高額選手であるため、ドジャースはケガに細心の注意を払わねばならず、WBCへの参加には懐疑的にならざるを得ない」と伝えている。

 ドジャースのゴメスGMは11日(日本時間12日)の段階で3選手のWBC出場について「まだ話していない」と語っていた。参戦か、辞退か。選手個々の意思だけに一任されれば、それはまた重い決断を迫られるが果たして――。