MLB東の名門球団・ヤンキースが〝屈辱のオフシーズン〟を送っている。レッドソックスとのワイルドカードシリーズを逆転で突破したものの、ブルージェイズとの地区シリーズに1勝3敗で完敗。昨年はワールドシリーズ(WS)まで進出したが、ドジャースに敗れ、またしても頂点に返り咲けなかった。
来年こそは2009年以来となるWS優勝が〝必達目標〟。そのためには今オフの補強も大きく関わってくる。米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は14日(日本時間15日)、ヤクルトからポスティングシステムで移籍を目指す村上宗隆内野手(25)の獲得を「今こそ、ヤンキースが賭けに出るべき時かもしれない」と〝激推し〟した。
その理由に挙げたのは、今やドジャースの中心選手となった大谷翔平投手(31)と山本由伸投手(27)の獲得を見送った苦い過去にあり「根本的に見直す必要がある」と訴えている。
大谷に関してはNPB時代の12年からマークし、キャッシュマンGMらも直接視察。しかし、大谷陣営は東海岸の球団を移籍先候補から除外しており、そもそも選択肢になかった。そしてエンゼルス移籍が決まると名物コメンテーターのマイク・フランセサ氏が「ヤンキースが彼(大谷)を獲得できなかったのは幸運だった」と発言。その後、大谷は二刀流で大活躍し、ヤンキースの傷口に塩を塗るものとなった。
そして、2年前の山本争奪戦ではエース・コールの契約額(3億2400万ドル)を超えることに難色を示し、ドジャースに12年総額3億2500万ドル(465億円=当時)でさらわれた。これにアストロズなどで活躍したジョシュ・レディック氏が「MLBでまだ1球も投げていない選手に3億2500万ドルを与えるなんて、どうかしている」と疑問を投げかけたが、山本はドジャースのエースとなり、WSでMVPに輝いた。
直近の日本選手の獲得には何から何まで裏目…。同メディアは「日本のスター選手を獲得するという点で、その評判を回復する絶好のチャンスを手にした」と捉え、米メディアで問題視されている三振率の高さなどにも「確かに驚かされるが、村上はまだメジャーリーグで一度も打席に立っていない。2018年、大谷翔平の初期を覚えているだろうか? 第一印象は、後にスーパースターとなる姿を予見するものではなかった」と〝大化け〟を期待した。
「だからこそ今こそヤンキースが賭けに出るべき時かもしれない。さもなければ、村上を〝逃したもう一人の逸材〟として見送ることになるだろう」。ヤンキースは村上獲りに突っ走るのか、今後の動向が注目される。












