新生ゼロワン10日の後楽園ホール大会で、視覚障がい者のためのキックボクシング「Low Vision Kick Boxing(ロー・ビジョン・キックボクシング)」の試合が世界で初めて行われた。
「ロー・ビジョン・キックボクシング」は、筑波大の落合陽一准教授が主宰するデジタルネイチャー研究室のプロジェクトで、強力なLEDが搭載されたグローブやすね当てを使って行われる弱視者のための新しいキックボクシングだ。
試合は弱視当事者である成澤俊輔さんと松枝史憲さんで行われた。照明が落とされたリングにはグローブから放たれた光が2人を照らす幻想的な風景が広がった。松枝さんが強烈なミドルキックでダウンを奪うと、会場からは歓声が上がった。エキシビションマッチのため勝敗はつかなかったが、1ラウンド(R)3分を戦い抜いた2人に最後は大きな拍手が送られた。
試合後、マイクを握った松枝さんは観客と関係者に感謝を述べ「この活動を応援してくれる方が、一人でも増えるようにこれからもがんばって行きたいと思います」とあいさつした。
成澤さんも「人生で一番長い3分でした」と万感の思い。「光しか見えないかもしれないですけど、光が見えたら十分なので、その可能性を使って皆さんと面白いことできたらいいなと思います。応援ありがとうございました」と笑顔を見せていた。













