阪神の秋季キャンプは9日で第2クールを終え、藤川球児監督(45)が充実感を漂わせた。
今季は史上最速でのリーグ優勝を果たし、CSファイナルステージでもDeNAに無傷の3連勝。そのまま日本一まで駆け上がると思われたが、日本シリーズでは盤石な投手陣に破壊力抜群の打撃陣がそろうソフトバンクの前に1勝4敗と苦杯をなめた。
その敗因を冷静に分析した指揮官は、プロ野球新記録となる50試合連続無失点を記録した石井大智投手(28)に次ぐような安定した存在が不可欠とし「速球派右腕の育成と台頭」を掲げていた。
虎の救援陣といえば鉄壁と思われがちだが、右投手に限れば湯浅が40試合で防御率2・52とまずまず。しかし、その次はいずれも20試合登板で助っ人のネルソンとドリスとなり、〝落差〟も浮き彫りとなっていた。
そのため、藤川監督は自らブルペンに足を運んで熱血指導。そのかいもあってか「2年目の選手なんかはすごく良くなっている」とキッパリ。「椎葉も(フォーム定着のための反復練習を)できるようになってきているので、強さを出すということを伝えましたし。木下も良くなっていますね」とうなずいた。
さらに高卒3年目&1年目の2人への期待も大きく「茨木は春のキャンプでの故障のあとしっかりシーズンで治して。一軍にまで入ってきたので、その経験が生きていますし。今朝丸もレベルが高いところに上がってきていますから、楽しみですね」と胸を躍らせた。
より強いチームをつくる上で競争は欠かせない。藤川監督は「非常に高いレベルでの切磋琢磨ができてくるようになるし。安藤チーフコーチが悩むんじゃないかなと思うぐらい。あとはコンディションだけですね。ケガをしてないからできますから」と心待ちにした。
〝ネクスト・石井〟は現れるのか。このピースが埋まれば、3年ぶりの頂点にもグッと近づきそうだ。












