新コーチは赤ヘルにどんな新風を送り込むか。広島は1日から宮崎・日南市で秋季キャンプを開始。これに合わせ、今季までヤクルトで一軍投手コーチを務めていた石井弘寿氏(48)の投手コーチ就任を正式発表した。
チームは今季も5位に終わり、2年連続Bクラスに低迷。テコ入れ策の第1弾として新井貴浩監督(48)が着手したのが、ブルペン陣の再整備だった。今季の救援防御率は2・76。その状況下から今季までリリーフ陣の中心的存在だった栗林良吏投手(30)が、来季は先発に転向する。
だからこそ今季60試合登板を達成した島内颯太郎投手(29)と森浦大輔投手(27)の2人を中心に新たな「勝利の方程式」の構築が期待されるところだ。その担い手として、ヤクルトで育成担当から一、二軍と足掛け10年以上のコーチキャリアを持つ、スペシャリストを新たに外部から招き入れた。
石井氏自身、2002年には最優秀中継ぎのタイトルも獲得したほか、04年アテネ五輪、06年第1回WBCと立て続けで日本代表も経験するなど選手としての実績も申し分なく、燕のブルペンでは名中継ぎ左腕として一時代を築いた。新井監督とは、世界一に輝いた06年のWBCをともに戦った仲でもある。
そんな鯉将の新たな〝右腕〟は来たる3日に広島市内でコーチ就任会見を行い、宮崎・日南キャンプにも早速合流する予定だ。
球団関係者によると、現実的には個々に実技指導を行うなど「直接的なスタイル」ではなく、まずはコミュニケーションを重視。当面はユニホームに袖を通さないジャージー姿の「カジュアルなスタイル」で、赤ヘル戦士としての〝初指導〟を迎える見込みという。
新コーチにとっては当面、各投手の特性などを知る見極めが中心となる期間となりそうだ。











