巨人の阿部慎之助監督(46)が30日、ポスティングシステムで今オフにメジャーへ挑戦する岡本和真内野手(29)を激励した。

 岡本の夢の実現を後押しする姿勢を示す指揮官は「あんまり多くを期待してあげない方がいいのかなと思って」と前置きし、その上で「まずは向こうの環境に慣れることだったり、日本とアメリカの違いを早く理解することっていうのが、一番彼のやるべきことじゃないかなっていうのは僕は個人的に思ってます」と続けた。そして「いろいろなことを感じられて、いろいろな選手と野球ができるっていうのは素晴らしい財産になる。うらやましい半面、(チームとして)痛い半面、応援したいなと思います」とエールも送った。

 指揮官や同僚選手らの期待を一身に背負い、Gの主砲が海を渡ろうとしている。そんな岡本だが、ここに至るまでMLB移籍の準備を念入りに行っていたという。

 数年前から英会話を学び続け、異文化に不自由なく溶け込めるようにと語学力の向上にいそしんできた。強豪選手たちがそろう群雄割拠のMLBにアジャストし、生存競争に打ち勝つ体づくりを目指すため「食」の意識改革も行った。主食、主菜、副菜をバランスよく交互に食べる「三角食べ」を取り入れ、毎日20種類以上のサプリメントも摂取。これらを継続したことで昨今は、メジャーリーガーたちとそん色のない筋肉量や数値をたたき出すようになった。

 球団関係者も「和真の体づくりは本気。このまま行けばメジャーの選手と並んでも引けを取らないくらいになると思う」とストイックぶりに舌を巻く。その岡本について「人見知りするけど物おじしない性格。国際派な分、海外に行っても大丈夫でしょう。何ら心配はしていない」と太鼓判も押した。

 今後はポスティング申請を経てMLB側に受理され、正式にメジャー各球団との交渉が解禁となる。果たして岡本はどのメジャー球団と契約を締結することになるのか。いずれにせよ〝MLB仕様〟にフルモデルチェンジされる岡本のメジャーデビューが、今から待ち遠しい。