どんな〝地獄の秋〟になるのか…。リーグ連覇を逃し、下克上もかなわなかった巨人が29日から秋季キャンプをスタートさせる。
メンバーは若手主体で、ジャイアンツ球場とジャイアンツタウンスタジアムで行われる。阿部慎之助監督(46)はすでに「来年春(のキャンプ)の模擬試験みたいな…っていうのをやってみようかなと。いろんなことをやってみようかなと思います」と明言。投手陣は走り込みや投げ込み、野手陣はバットの振り込みや特守を中心としたメニューとなる見込みだ。
リーグ優勝を果たした昨年は選手の自主性に重きを置いたが、今年はほぼ正反対の〝管理型〟にかじが切られる。理由はチームの成績不振はもちろん、指揮官の性格も関わっているようだ。
今季最終戦となった1日の中日戦(東京ドーム)では、試合前に急きょ平内とバルドナードに投球フォームの変更を提案。3番手で登板したバルドナードはサイドスロー、5番手の平内はアンダースローで投球する異例の展開を見せた。
阿部監督の現役時代を知る球団関係者は「選手の時から成績が悪い時だけではなく、どんなにいい時でもシーズン中はコンスタントに新しいことを取り入れては実戦で使っていた。投手陣の急なフォーム変更は、自分の経験を生かした策だったのではないか」と分析した。
投球フォームは投手にとって生命線。オフの自主トレ、春季キャンプなどを通じて理想形を固めて開幕を迎えることが一般的だ。シーズン終盤の大幅変更はリスクも伴うが、秋季キャンプから来季開幕まではおよそ5か月。時間はたっぷりあるだけに、キャンプが終わる頃には別人のような選手が誕生しているかもしれない。












