新たな環境整備が新戦力獲得に追い風か――。セ3位に沈んだ巨人は先発投手陣の強化へ、国内FA権を保有する中日・柳裕也投手(31)や日本球界復帰の意向を示した前田健太投手(37=前ヤンキース3A)らの動向を注視している。
阿部慎之助監督(46)は来季が3年契約の最終年。2年ぶりのV奪回が至上命令となる中、経営陣トップが明かしたプランが補強にも好影響をもたらすかもしれない。
山口寿一オーナー(68)は16日に阿部監督から今季終了の報告を受けた際、〝ヤンキース流〟のメンタルコーチ導入プランを提案。MLBの伝統球団では選手の精神を安定させるため、専門の心理カウンセラーが配置され、ジャッジもパフォーマンスに役立てたとささやかれている。阿部監督も「今はSNSとか誹謗中傷とか多い中で、選手を守るという球団の対策もある。日本も一緒だし。ひどいからね」と前向きな姿勢を示していた。
この新プランについて、移籍組の選手の一人は「以前いた球団にもメンタルドクターはいましたが、本当に大きな存在でした。コーチや先輩などに相談できない野球の悩みはもちろん、家族にも相談しにくいプライベートな悩みにも付きっきりで相談に乗ってくれたので、かなり気持ちが楽になりました」と打ち明ける。
また、チーム関係者は「メンタルトレーナーやメンタルドクターなど肩書の違いはあれど、今では複数のプロチームが同様の専門家を常駐させている。プロスポーツの世界ではスタンダードになりつつあるので、巨人もこれを導入できれば働く環境はかなり良くなるはず」と期待感をのぞかせた。
移籍先の球団を選ぶ側の選手にとって、契約条件はもちろん新チームの「労働環境」も判断材料になり得る。補強には積極的な巨人にとって今後の〝武器〟になるかもしれない。












