日本一奪回を目指すソフトバンクは、阪神との「SMBC 日本シリーズ 2025」第2戦(26日、みずほペイペイ)に10―1の大勝で対戦成績を1勝1敗とした。打線が14安打、2ケタ得点と奮起。周東がシリーズ新記録を樹立する5安打と大暴れすると、山川が決勝の2点打と豪快な3ランで5打点を挙げるなど打線をけん引した。

 初回、先発・上沢が先制を許すも踏ん張って最少失点にしのぐと、すぐさま打線が応えた。試合後、小久保監督がスポットライトを当てたのは同点打を放った栗原陵矢内野手(29)だった。

 初回、先頭・柳田、続く周東の連打で無死一、二塁。3番・柳町はバントの構えから初球を見送ると、二塁走者・柳田が飛び出す形となり、二、三塁間で挟まれタッチアウトとなった。その後、柳町が四球で出て、4番・近藤が空振り三振に倒れて二死一、二塁。無得点に終われば、相手に主導権を握られたであろう展開で飛び出したのが栗原の右前への貴重な同点タイムリーだった。

 指揮官は「あの流れで栗原が打ったのが大きい。(相手先発デュプランティエが)立ち直るきっかけにもなっていた。2アウトから同点にできた(のが大きい)」と、チームの窮地を救った陰のヒーローをたたえた。

 シリーズ戦績をタイに戻し、移動日を挟んで甲子園に舞台を移しての第3戦に臨む。本拠地での2試合を見守った王球団会長は「五分五分で大阪にいける。今日はウチらしい打線だったし、よくつながった」と、今ポストシーズン元気のなかった打線の奮起に安堵。「明後日(28日)からはもうちょっと平常心でいける」と、流れを変える快勝劇に足取りも軽かった。