阪神・村上頌樹投手(27)が25日、ソフトバンクとの「SMBC日本シリーズ 2025」第1戦(みずほペイペイ)に先発し、7回115球を投じて6安打1失点。尻上がりの投球で先発の役割を果たした。「初回1点とられたんですけど、ウチのチームは強いので。絶対粘ってれば逆転してくれると信じていましたし、よかったです」

 レギュラーシーズン、CSファイナルステージに続き、チームの大一番で初戦を任された今季〝投手3冠〟右腕。初回は制球が定まらず、一死一塁から周東に盗塁を許すと、4番・近藤に148キロの直球を中前にはじき返されて先制点を献上した。

2回、掲示板に表示された村上頌樹の球速「59km/h」の表示
2回、掲示板に表示された村上頌樹の球速「59km/h」の表示

 それでも大崩れせず、2回以降は持ち味の緩急自在の投球を披露。140キロ台後半の直球に59キロのスローカーブを織り交ぜて鷹打線を翻ろうした。「初回は球が浮いちゃいましたが、2回以降は投球練習から意識して直ったかなと」と振り返り「ホークスファンの応援もすごかったですが、その分阪神ファンの応援もすごかったので。そこに助けられたと思います」と虎党に感謝した。

 1点ビハインドの5回には際どいボールに球審の手が上がらず。やや苦しいマウンドとなったが、二死一、二塁から近藤を一ゴロに仕留めて、チームに流れを引き戻した。「近藤さん、すごくいいバッターですし、もう1点でも取られるとキツかったので。次の回に逆転してもらえたので、6回からまた意識高く投げられたと思います」とうなずいた。

 エース右腕の粘投もあり、初戦を2―1で制した阪神は2年ぶりの日本一奪還に向けて好スタートを切った。