ドジャースが24日(日本時間25日)から始まるワールドシリーズ(WS)に向けて準備を進めている。

 ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズを4連勝で突破。歓喜から中6日で最後の戦いに突入することになるが、誰をロースター入りさせるかも命運を大きく左右する。その一人が4年総額7200万ドル(約112億円=契約時)で加入したタナー・スコット投手(31)だ。

 左腕は下半身にできた膿瘍を切除するため、フィリーズとの地区シリーズから出場メンバーから外れた。佐々木が代役で守護神を務めたが、スコットの手術は無事に成功し、WSから復帰する可能性が浮上している。しかし、米専門メディア「ドジャース・ウェイ」は20日(同21日)、「手遅れになる前に手をひくべきだ」とキッパリと〝NO!〟を突きつけた。

 ブルワーズとの4試合ではスネル、山本、グラスノー、大谷の先発陣がいずれも好投。9人登録された救援陣で登板したのはベシア、トライネン、バンダ、佐々木の4人だけだった。山本に至ってはメジャー初完投勝利を飾り、リリーフの出番すらなかった。とはいえ、WSでも同様かそれ以上の活躍を求めることは酷。やはりチーム最大の懸案だったブルペン陣にベストメンバーをそろえ、準備させておく必要がある。

 それでも、同メディアは「たとえトライネンがWSの登録メンバーから外れたとしても(外れるべきだがおそらく外れないだろう)、ドジャースはスコットを登録する必要はない」と斬り捨て「彼を急いで起用すること(そしてブルペンにさらなる混乱を招く可能性)に何の意味があるのか」と断固反対の姿勢だ。

 スコットは今季61試合に登板して1勝4敗、23セーブ、防御率4・74の成績。10度のセーブ失敗はメジャーワーストで心象も最悪に近い。最後の実戦登板は9月26日(同27日)のマリナーズ戦。同メディアは「ドジャースは失敗が許されない。スコットは誰よりも失敗のリスクを高める存在だ。しかもこれほど長く活動していない状況ではなおさらだ」と最後まで登録回避を訴えたが…。4勝先取のWSはどんな結末を迎えるのか。