泣きっ面にハチも関係なしか――。ソフトバンクは18日、日本ハムとの「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第4戦(みずほペイペイ)で3―9と大敗。勝てば日本シリーズ進出が決まる一戦だったが、投打がかみ合わず、王手をかけて2戦連続の足踏み。アドバンテージを含め3勝2敗となり、決着は第5戦以降に持ち越された。
球場が一気に不穏な空気に包まれたのは、2点ビハインドの3回二死一塁の場面。中村晃外野手(35)が一ゴロを放ち、一塁を駆け抜けた直後に一塁塁審・嶋田審判員と正面衝突した。あおむけに倒れ込み、約5分間動けず。担架でベンチ裏に運ばれ、救急車で病院へ搬送された。
小久保裕紀監督(53)は「脳振とうの所見があるので、その精密検査です。明日もどうなるか分からない」と説明。球場には「頑張れ晃コール」が響き、重苦しい空気が漂った。
試合は序盤から厳しい展開だった。初回に中村の右翼線三塁打で先制したものの、先発した大関が3回に突如乱れてしまう。一死から水谷に四球を与え、山県に左中間フェンス直撃の三塁打で同点。続くレイエスには初球フォークを完璧に捉えられ、左中間席へ勝ち越し2ランを浴びた。「初回、2回は何とか粘ったけど、一気に連打を食らった感じ」と小久保監督は渋い表情を見せた。
その後も流れは変わらず。2番手・松本晴が水谷に右翼ポール直撃のソロを浴び、清宮幸に中前打で追加点を献上。5回には伊藤が1失点、7回には上茶谷がまたもレイエスに左翼席への2ランを被弾した。今シリーズ4戦連発と、完全に〝天敵〟ぶりを見せつけられた。小久保監督は「大関のすっぽ抜けのフォーク。甘いけど、上茶谷はインサイド。甘かったですかね。映像は見ていないので。手がつけられない状態」と脱帽した。
打線も相手先発・北山の前に8安打を放ちながら、7回3得点にとどまった。投手陣が踏ん張り切れず、さらに打線の核となる中村が負傷退場という痛手。まさに泣きっ面にハチの一戦となったが、それでも小久保監督は「長打を食らいすぎ。でも切り替えやすい試合」と前を向き、「また明日頑張ります」と力強く締めた。












