「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第2戦(16日、みずほペイペイ)は、リーグ覇者のソフトバンクが日本ハムを3―0で退けて連勝。アドバンテージの1勝を含めて3勝となり、日本ハムは後がなくなった。球団OBの野球評論家・柏原純一氏は「このまま終わるの?」と2試合で1得点の攻撃陣に奮起を促した。
【柏原純一「烈眼」】第1戦に続き、試合はソフトバンク・有原、日本ハム・福島の息詰まる投手戦となった。どちらも譲らず、福島は6回で降板した有原よりも長く8回途中までマウンドに立ち続けた。結果的に球数が125球となり、一死一、二塁となって救援陣にマウンドを譲ったが、初のCSで3安打、10奪三振の好投は「立派」の一言だ。
福島の後を受けた2番手・上原が柳田に決勝3ランを浴びて力尽きてしまったが、初戦と同様に打線は好機で決定打を放てなかった。初回一死一、三塁、4回一死二、三塁、6回一死満塁。犠飛でも1点入る得点機を中盤までに3度も逃してしまっては傾きかけた流れが相手にいくことは、よくある勝負のアヤでもある。
心配なのが4回、6回と2度の好機で凡退し、途中交代となった郡司裕也捕手(27)の状態が下降気味な点だ。ファーストステージの2試合は連日快音を響かせ、本塁打まで放っていたが、ファイナルでは8打数無安打と苦しんでいる。
コンタクト能力にすぐれ、シーズンではチーム4位の42打点と好機での勝負強さが光っていた。それが2度の好機で凡退。もちろん、それだけ相手バッテリーにも研究されているのだろう。この日は、無走者の1打席目から執拗に内角を攻められ、その後の打席でも対応に苦慮していた。
ただ、もう「誰が打てば…」とは言っていられない状況となった。昨年のCSファイナルではソフトバンクに全敗した。試合内容は昨年よりも拮抗し、差は縮まったように感じる。
しかし、今年のファイナルで成長を見える形で披露したのは、初戦で6回無失点だった達やこの日の福島といった次代を担う若い先発陣だ。
この2試合で得点はレイエスのソロによる1点だけ。得点することは簡単ではないが、リードしない限り、状況が好転することはない。昨年の大舞台を経験した野手陣の成長を、まだ結果で見られていないだけに、待ったなしの3戦目以降は何としても爪痕を残してもらいたい。
(野球評論家)












