ソフトバンクは15日、「2025パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第1戦(みずほペイペイ)で日本ハムと対戦。2―1で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。先発のリバン・モイネロ投手(29)が7回無失点の好投でチームを勝利に導いた。

 本調子でなくとも、粘り続けた。モイネロは初回、四死球に自らの送球エラーも絡みいきなり二死満塁のピンチを背負った。それでも清宮幸を一ゴロに打ち取りピンチを脱出。4回には先頭の水谷に左前打を許すも、女房役の海野が好送球で二盗を阻止。味方の好守にも助けられた。

 7イニングのうち、先頭打者の出塁を許したのは4度。苦しみながらもスコアボードにゼロを並べ続けた。7回に万波から見逃し三振を奪った場面では大きく雄たけびを上げて気持ちを前面に出した。110球を投じて7回5安打無失点。調子が悪くとも相手に得点を与えず、7回を投げ切る姿に左腕エースとしての真骨頂が見えた。

 試合後、小久保監督の「本来の調子にはほど遠いでしょうけど、それでもゼロで抑えるところがモイネロ」というコメントから左腕への信頼感がにじみ出た。

 モイネロは「調子がいい感じではなかったが、ゼロでいけたのがよかったし、勝ちにつながってよかった。先を考えずに一人ずつアウトを取っていくという考えがいい結果につながった」と語った。2年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得した左腕が実力を示した。