豪打はまた炸裂するのか。巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)は来日1年目の今季、123試合に出場してチームトップとなる17本塁打、51打点をマーク。来季の去就も注目される中、帰国前には〝ジャイアンツ愛〟を明かしていた。
デビュー戦は鮮烈だった。3月28日のヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)で来日1号2ランを含む猛打賞。守備や走塁などで粗削りな面もあったが、故障で約3か月離脱した岡本に代わって4番も務めた。
初めてプレーしたNPBでの経験は本人のキャリアでも大きな財産となったようだ。「確実に勉強になったいい1年でした。チームとしては岡本がケガをしたり、シーズン中にスランプに見舞われたりして、厳しい状況の中で戦いましたが…。本当に楽しかったです」。その表情には充実感がにじんでいた。
葛藤した時期もあった。夏場に不振に陥り、4試合連続無安打で迎えた8月20日のヤクルト戦(神宮)では、5回の第3打席で空振り三振に倒れるとフラストレーションを爆発させ、バットを真っ二つに破壊した。要所で失策や走塁ミスを犯し、阿部監督からも苦言を呈された。メジャーではエンゼルス、アストロズでプレーしたが、やはり日本野球との違いに戸惑いは隠せなかった。
ただ、失敗の中にも収穫があったという。キャベッジは「投手のリズムに対処しなければならないという学びを経験しました。彼らが攻撃する方法は(米国と)少し異なりますから。それでも同じ野球、同じゲームなのでたくさんのことを学べて良かった」と打ち明けていた。
もちろん、異国の地で苦楽をともにしたナインとの間に絆も芽生えた。
「私はジャイアンツが大好きで、ここにいること、クラブハウスにいる人たちが大好きです。ここ(巨人)であれ、故郷であれ、何であれ、何が次のステップになるのか来年が楽しみです」
岡本がMLB移籍となれば、ますます大砲不在となってしまうが、キャベッジはどこのユニホームを着ているのか――。












