女子プロレス「スターダム」のワンダー王座を保持する〝欲深き白虎〟スターライト・キッドが、自身のデビュー10周年記念興行(20日、新宿フェイス)への思いを明かした。同大会のメインイベントで新日本プロレスのエル・デスペラード、ドラゴンゲートのドラゴン・キッドとトリオを初結成し、新日本の鷹木信悟&ディアナの井上京子&XXXと対戦する。大一番を控えた白虎は燃えている。
2015年10月11日の後楽園大会でデビューしたキッドは、今年の10周年記念日に同地で勝利を果たした。「10年前に後楽園でデビューして、10年後の同じ日、同じ場所でワンダー王者として10周年を迎えられた。数年前の私だったら考えられなかったことだったので…幸せなことだなって実感しましたね」と笑顔を見せた。
学生時代は学業と両立しながらリングで戦い、スターダム唯一の覆面レスラーとして活躍。21年6月には極悪軍団「大江戸隊」入りで闇落ち。みるみると頭角を現しハイスピード王座を戴冠するなどトップ戦線へ駆け上がった。
新人時代を振り返ったキッドは「最初は腹筋が10回くらいしかできなかったですし、新人の時、3冠王者だった(紫雷)イオさん(現WWEイヨ・スカイ)から『ベルト3本、後ろの部分を留めておいて』って言われて何を勘違いしたのか、3本のベルトを横につなげて止めちゃったんですよ。そういうアホなミスをして怒られた記憶もあります」と目を細めた。
困難な日々を乗り越えられたのはファンの存在があったからだと明かす。昨年4月、大江戸隊から追放され自暴自棄になっていた時期があったという。「追放されて何も考えられなくなってしまったんです。その時にデビュー当初から支えてくださっているスタッフの方から『ファンのためにもっと頑張りなさい。ファンを幸せにしてあげなさい』って言われた。それまで結果も出ない私を応援してくださっているファンの方がいるのに、自分は何でこんなに落ち込んでいるんだろうって改めて気が付いた。10年間プロレスを続けて来られたのはファンの皆さんのおかげなので、これから全力で恩返ししていきたいと思ってます」と感謝を述べた。
だからこそ、20日は特別な日になる。「10年プロレスを続けてきた証しを残したいのと、ここまで応援してくれたファンの皆さんやお世話になった方々、家族全員が今日来てよかったと思ってもらえるような大会にしたい。お客さんにはとにかく楽しんでもらって、お祭りみたいに盛り上がってほしいです」と呼びかけた欲深き白虎が、10年分の集大成を見せつける。












