ドジャースのワールドシリーズ進出がMLBポストシーズンの〝最後のとりで〟となっている。優勝決定シリーズはア・リーグがマリナーズとブルージェイズ、ナ・リーグがドジャースとブルワーズで争われているが、ここでドジャースがコケるようなことがあれば、MLB中継の視聴者数が大コケする危機に瀕するという。

 昨季はドジャースとヤンキースの東西の人気球団による理想的な対決となり、米国で平均1520万人、日本で1290万人が視聴。しかし、今年は全国的人気を誇るヤンキース、レッドソックス、フィリーズ、カブスなどが早々に脱落し、ドジャース以外はすべて小中規模の地域性の強いチームばかりとなっている。

 米メディア「アウトキック」はドジャースの勝ち抜けを前提にシミュレーション。「ヤンキースの敗戦はMLBにとって壊滅的な打撃だった。カブスも同様です。今やドジャースが必要不可欠な存在となった。マリナーズは観客動員の多いチームではなく、ドジャースと西海岸同士のWSなら東海岸のファンにとっては最悪です。ブルージェイズもカナダからの視聴者数が米国の平均視聴率にカウントされないのはMLBにとって理想的ではありません」という。

 さらに「もしブルワーズとブルージェイズのWSの対戦なんて想像できますか? アメリカのファンにとって人気度という点ではこれ以上に悪い対戦はない。だからこそMLBはドジャースの優勝を切望している」。同メディアによると、一昨年、ダイヤモンドバックスとレンジャーズとの対戦は史上最も視聴者数の少ない平均910万人だったという。近年はWSの視聴者数も低下傾向にあるだけに〝ドジャースブランド〟にすべてがかかっている。