新日本プロレス13日の両国国技館大会で棚橋弘至(48)がNJPW WORLD認定TV王者のエル・ファンタズモ(38)に挑戦し、時間切れドローでベルト奪取に失敗した。

 来年1月4日東京ドーム大会で引退を控えている棚橋は今年「ファイナルロード」と銘打ち所属選手たちとシングルマッチを敢行してきた。キャリア最後の両国大会となったこの日は、タイトルがかかった大一番となった。

 キャリア最終盤でのベルト奪取に燃える棚橋は、コーナー最上段の攻防にを制してハイフライアタックからハイフライフローを投下する。しかしヒザで迎撃され大ダメージを負ってしまう。追撃のサドンデス(トラースキック)からCRII(変形フェースバスター)でマットに叩きつけられるが3カウントは許さない。サンダーキス86(ダイビングボディプレス)も剣山で返し意地を見せる。ファンタズモの掟破りのテキサスクローバーホールドに耐え抜いたところで15分時間切れのゴングが鳴った。

 バックステージではファンタズモからタッグ結成を要請され、棚橋も受諾。「ワールドタッグリーグ」(11月20日、後楽園で開幕)への出場が濃厚となった。

 引退まで残り83日とは思えない激闘を終えた棚橋は「進化のスピードはゆっくりになったかもしれない。けれど引退する最後の1分1秒まで強くなりたいと願うのがプロレスラーですから」と熱弁。「まだまだ狂い咲くよ。もういい加減にしろっていうぐらいやるから。頼むからうっとうしがらないでくれよ」と笑顔を見せた。