米国・WWEのPLE「クラウン・ジュエル」が11日、オーストラリア・パースで開催され、熱闘の連続となった。

 統一WWE王者コーディ・ローデスと、世界ヘビー級王者セス・ロリンズの頂上決戦には、宝石が散りばめられた豪華な男子クラウン・ジュエル王座がかけられた。互いの必殺技をぶつけ合う壮絶な死闘となり、ロリンズはコースト・トゥ・コースト式ダイビングヘッドバットに雪崩式スパニッシュフライ、コーディは危険な雪崩式コーディカッターをさく裂させるが、互いに3カウントを奪えない。

 それでも策士のロリンズはコーディからもらった腕時計をはめて、クロスローズの体勢に捕獲された瞬間に、レフェリーの死角を突いて顔面に一撃。続けてストンプ、コーナーからのスーパーストンプでコーディの後頭部を踏みつけ、決着をつけた。自身が率いるユニット「ザ・ビジョン」の介入はなく、自力で「世界一」の座を勝ち取った。

 大会後のポストショーでは「俺は一度もここを離れたことはない。CMパンクやコーディ・ローデスみたいな連中がここを破壊しようとした時も俺はここにいたんだ」と強調。ライバル団体のAEWに移籍した後にWWEへと戻ってきた2人の名を挙げ、〝生え抜き〟の意地を見せた。

 女子クラウン・ジュエル王座がかかった、WWE女子王者ティファニー・ストラットンと女子世界王者ステファニー・バッケルの頂上決戦は、ハイレベルな熱戦に。キャリアに勝るステファニーがティファニーの必殺プリティエストムーンサルトエバーを自爆させ、きりもみ式空中弾「スパイラルタップ」をさく裂させて3カウントを奪った。

 昨年9月に第3ブランド・NXTに登場してから、わずか1年余りで女子プロレスの頂点に。試合後の〝ラ・プリメーラ〟は、感極まった表情で涙を拭うしぐさを見せた。マイクを握ると「これはただの美しいベルトではない。私のモチベーションやあなたたちがくれた愛を象徴している。ラ・プリメーラは世界王者であり、今はクラウン・ジュエル王者だ」と語った。

〝OTC〟ローマン・レインズは、遺恨の続くユニット「ザ・ビジョン」のブロンソン・リードと反則OKのストリートファイトマッチで対戦。激戦となり、リードの仲間ブロン・ブレイカーが介入したが、レインズもいとこのジミー&ジェイのウーソズが登場して援護した。ところが、ジェイのスピアーがレインズに誤爆して、OTCはテーブル葬となってしまう。

 最後はリードのダイビングボディープレスで圧殺され、3カウントを奪われた。元統一WWE王者がまさかのフォール負け。金星献上のレインズはリング上で、仲間のウーソズに猛抗議。「お前らの顔を見たくない」と言い放ち、リングを下りていた。

 この日の「WWE クラウン・ジュエル 2025」は「ABEMA」にて生中継された。