元大社長、大丈夫か…。11月3日のDDT東京・両国国技館大会で復帰する高木三四郎(55)にサイバーファイト副社長解任の危機が迫っている。

 狭心症をわずらい、昨年7月から無期限休業。復帰戦で〝デスマッチのカリスマ〟葛西純の息子・陽向と対戦する高木は10日、都内の道場で練習を公開した。約1年3か月ぶりに上がったリングで、ロープワークから準備運動を開始。しかし、4往復したところで息が上がり、ともに練習をしていた後輩を怒鳴り散らす。次は身長177センチ、体重80キロの瑠希也を担いでスクワットを始めようとしたが、持ち上げられず大絶叫…。それでも何とか立ち上がると、ロープをつかみながら5回成功させ、すぐに休憩に入った。

 練習を再開し「実戦トレーニングを始めるぞ!」と瑠希也を相手にスパーリングを始めるも、わずか24秒で腕関節を決められタップアウト。「おい、お前力入りすぎだろ。そんなんじゃダメだ」と負けを認めず再度挑戦したが、またしても30秒でスリーパーホールドを決められ意識を失いかける。「チョークだろ! 試合でやったらお前が反則負けになるからな」とイチャモンをつけるしかなかった。

スパー後、瑠希也(右)に説教する高木三四郎
スパー後、瑠希也(右)に説教する高木三四郎

 公開練習後に取材に応じた高木は「キャリア30年だし、体が覚えてるだろうと思ってたんですけど全然ダメでしたね。何だったんだろう、俺の30年…」と遠い目だ。

 狭心症の治療期間にはトレーニングをドクターから止められ、食事療法で105キロから88キロまで体重を落とした。高木は「今年の3月から6月まで会食も控えて体重を落としたんですけど、お医者さんからオッケーが出てから会食も増えて95キロまで戻っちゃって。会食がダメなんじゃないかと…。でも、今ずっと経営の打ち合わせがあって、毎日のように会食があるのでお酒も飲んじゃうんですよね」とポツリ。

 だが、8月にデビューしたばかりの新人に負けるわけにはいかない。「せっかく復帰したのに、ぶざまな姿は見せられませんからね。負けたらサイバーファイト副社長解任ぐらいの勢いになるんじゃないかなって思ってるし、即引退かもしれない。日本プロレス連盟の代表理事もやってるので、そんな人が20秒で負けたらシャレにならない。空いてる時間は極力、道場に行く」と決意した。

 復帰した暁には成し遂げたい夢もある。9月、TBS系「ラヴィット!」の番組内で、スターダムの上谷沙弥 vs 羽南戦が女子プロレスとして23年ぶりに地上波で試合が生中継されたことに大きな刺激を受けた。「DDTも昔、路上プロレスをスタジオでやったことがあるんですけど、収録だったので。男子で生中継やりたいですよね。あとギリギリなんですけど、プロレス大賞も狙っていきたいと思ってますよ。復帰したら話題の絶えないようにしていきます」と目を輝かせたが、まずは試合までにブランクを埋められるのか…。元大社長の奮起に注目だ。