ドジャースの大谷翔平投手(31)は3日(日本時間4日)に敵地フィラデルフィアのシチズンズバンク・パークでの練習前に会見し、ポストシーズン(PS)で初先発する4日(同5日)のフィリーズとの地区シリーズ(DS=5回戦制)第1戦の抱負を語った。史上初の投打二刀流でのPS出場に「今はすごい楽しみにしている」と目を輝かせ、打倒フィリーズに「自分たちの野球をしっかりできれば十分に勝機はある」と力を込めた。歴史に刻まれるPS初登板。全世界の野球ファンが注目している。

 大谷がメジャー8年目でついにPSで初の投打二刀流出場を果たす。敵地で先発マウンドに上がり、DHでも出場する。長いメジャーの歴史の中で、同一年のPSで野手、投手で先発出場するのは史上初だ。

「今はすごい楽しみにしてます。もちろん、ちょっと緊張することもあるとは思うんですけど、シーズンこれまで勝ってきて、また明日プレーできるっていうことにまず喜びを感じてますし、健康な状態で明日またプレーできる状態を迎えられれば、それがまた自分にとって幸せなことだなとは思ってます」

 ナ・リーグ東地区王者のフィリーズは強敵。今季は2勝4敗と負け越した。MLB公式サイトは戦力分析の結果「ドジャース敗戦」を予想している。

「素晴らしいチームを相手に、僕らはワイルドカードで勝ち上がってきている立場なので、挑戦する気持ちを持って、素晴らしいチームを相手に自分たちの野球をしっかりできれば十分に勝機はあるんじゃないかなと思います」

 フリードマン編成本部長は球数制限撤廃を宣言。全力の大谷を見ることができるのか。

「バッティングもそうですけど、行けって言われた時に行ける準備をしっかりしたいなと思ってますし、先発に関してはその日の体調のよりけりはあると思いますけど、あらかじめ決まったスケジュールではどこで行くのかなっていう予想が大体できるので、しっかり体調合わせて行けって言われたところで、イニングもそうですけど、5回投げ切って6回投げ切って、次も行ってほしいっていうのであれば、それをベストを尽くすのが仕事かなと思っています」

 フィラデルフィアのファンは全米一過激とも言われている。

「野球に対して熱量が高いですし、球場での盛り上がりっていうのも、他の球場に比べて素晴らしい熱量があるなとは感じますね。あとはチーズステーキがおいしいクラブハウスだな、とは毎回思っています」と日米の報道陣を笑わせた。

 フィリーズ戦は9月16日(同17日)に本拠地で登板し、5回を無安打無失点と好投した。

「それはお互いにいいこともあれば悪いことも、その都度対戦するたびに学んでいくんじゃないかなとは思うので、お互いに前回の対戦を通して、そういうなんて言うんですかね、自分をどう攻めるか、相手をどう攻めるかっていうところをこう勉強して、明日の試合に臨むんじゃないかなと思います」

 本塁打王を争ったシュワバーとの対決も見どころの一つ。9月16日の対戦では2打数無安打(三振、左飛)に抑えている。

「素晴らしい打者なので、しっかりとしたポイントをつければいいんじゃないかなと思ってますし、前回対戦した時とまたラインアップが変わってると思うので。はい。またそこもケアしながら、全体としてどういうふうに抑えていくかっていうのを第一優先にして考えたいなと思ってます」

 レッズとのワイルドカードシリーズ(WCS)では第1戦に初回先頭打者弾を含む2本塁打、第2戦では6回に右前適時打と打者で貢献した大谷。次は投手でチームを勝利に導く。