卓球のWTT中国スマッシュは、28日から男女のシングルス1回戦が始まる。絶対王者・中国のホームで行われる一戦を前に、男女のエースが本紙の取材に応じ、決意を口にした。

 女子の早田ひな(日本生命)は、2024年パリ五輪で銅メダル、団体では銀メダルを獲得したが、その後は長期にわたって左腕のケガに苦しめられた。それでも、現在は回復傾向にあり「昨年は腕のケガで(WTT中国スマッシュに)出場することができなかったけど、今回は厳しい戦いになるが、一つずつ上に行けるように頑張りたい」と意気込んだ。

 そんな早田が意識するのは、もちろん中国勢だ。世界の頂を見据える上で、避けては通れない相手だからこそ「勝ち上がっていったら中国人選手と当たることになるので、1回くらい今年中に倒して勝ち上がれたらいいなと思っている」と力を込めた。

 男子の張本智和(トヨタ自動車)は7月のWTT米国スマッシュで準優勝、8月のWTTチャンピオンズ横浜では優勝を果たすなど、世界の舞台で存在感を示している。今大会に向けては「ラスベガスの大会(WTT米国スマッシュ)で2位だったので、決勝進出を目標にしたい」と展望を語った。

 現在の世界ランキングは日本勢トップの4位。しかし、満足はしておらずアジア選手権(10月、インド)などさまざまな大会を通じて、さらにランキングを上げていきたいという。「残りの期間の目標はチャンピオンズ、アジア選手権、ファイナルがあるので、1つでも多くの大会で優勝を目指して、4位より上に行けるように頑張りたい」と闘志を燃やした。

 大アウェーでの試合が予想される今大会。日本のエースは果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。