MLBの2025年シーズンは大詰めを迎え、各部門のタイトル争いも最終局面を迎えている。

 ナ・リーグではドジャースの大谷翔平投手(31)がMVPの最有力候補。MLB公式サイトが有識者40人に実施した模擬投票では1位票を36票獲得した。26日(日本時間27日)終了時点で打者としてリーグ2位となる54本塁打を記録し、6月中旬から復帰した投手としても14試合に先発して防御率2・87。誰にもマネできない投打二刀流でメジャーを席けんしている。

 米老舗誌「スポーツ・イラスト・レイテッド」は「ナ・リーグは大谷翔平が2年連続で受賞する見込みでほぼ決着した」とした一方、「もし全体のMVP賞があったとしたら誰が受賞するのだろうか」と占った。〝対抗馬〟として挙げられたのは史上7人目の60本塁打に到達したマリナーズのカル・ローリー捕手(28)と、ローリーに次ぐ2位の52本塁打、打率3割3分で打撃成績の上位に立つヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)の3人だ。

 同誌は「ローリーはフィールド上で最も重要なポジションを担っただけでなく、高いレベルで成し遂げてきた。捕手、スイッチヒッター、そしてマリナーズの本塁打記録を破った事実は大きな意味を持つ」と評価。ジャッジについても「一般のファンには最も理解しにくいかもしれない。ローリーほどの本塁打はない。大谷のような投手でもない。しかし、彼は明らかに野球界で最高のバッターだ」としたが「ア・リーグMVPは受賞するべきだが、(メジャー全体の)MVPとなれば判断は難しいだろう」と伝えている。

 そして、大谷に関しては「彼はナ・リーグ屈指の打者で40イニング以上を投げている。50本以上のホームランを打ち、ハイレベルな投球を続ける能力は前代未聞だ」。ただ「唯一の欠点」として挙げたのは「投球回数の少なさ」で「大谷が40イニングではなく140イニングを投げていたら間違いなくMVPだろう」と予想した。

 大谷は右ヒジの手術明けでリハビリを兼ねた実戦登板を重ね、23日(同24日)のダイヤモンドバックス戦で投げた6回が最長イニング。トータルでは47イニングとなっている。いずれにせよ、3人が突出した才能の持ち主であることは間違いない。ファン同士が語り合えば、野球談議が終わることはなさそうだ。