ノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY」優勝決定戦(23日、後楽園ホール)で、Aブロック1位のマサ北宮(36)がBブロック1位のジャック・モリス(31)に勝利し、初優勝を果たした。

 極悪軍団「TEAM2000X(T2KX)」の「チェアマン」として大会を荒らしまわった北宮。決勝の相手は、8月の川崎大会でT2KXから追放されたモリスとなった。

 序盤からT2KXのヨシ・タツの介入で優位を築いていた北宮だったが、ダイビング・セントーンを避けられ、モリスにペースを握られる。タイガードライバー、シューティングスタープレスを立て続けに決められ、ピンチに陥った。

 しかしカウント2でヨシ・タツがレフェリーの足を引っ張り、九死に一生を得る。ならばと2度目のタイガードライバーでフォールされるも、今度はレフェリー不在で3カウントを奪わせなかった。

 チャンスとばかりに北宮が背面へのイス攻撃で攻勢に出ると、ダイビングセントーン、雪崩式サイトースープレックスで大ダメージを与える。最後はストラングルホールドγでギブアップ勝ちを収めた。

 試合後マイクを握った北宮はブーイングの中「後楽園ホールに昼間っから集まった暇な小市民ども。一つ教えといてやる。会社の言いなりになって馬車馬のように働いても結果なんか出ねえんだよ。そんなもんシカトして〝チェアマン〟になった今、俺はN―1を取った。覚えとけ、これが俺の真の実力だ」と拳を握った。

 さらに北宮はGHCヘビー級王者・KENTAをリング上に呼び出し挑戦を表明。「チャンピオン、N―1お疲れだったな。満身創痍でせこい勝ち方しかできず、ノアが経営傾いてとっても大変な時にはアメリカに行った。その間、運営会社は3回変わってるんだよ。やっと後楽園が満員になったころにのうのうと戻ってきてベルトまで巻いてやがる。お前はそんなんで嬉しいのかね」と痛いところを突く。会場はブーイングから一転し拍手に包まれた。

「お前、試合中全然支持なかったくせに、いきなり支持集めてんじゃねえかよ」とタジタジのKENTA。そんな王者をイス攻撃で急襲し、顔面を踏みつけた北宮は「ノアの甘い汁ばっかすすってんじゃねえよ。ノアの一番きったねえところなめやがれ」と挑発し、対戦決定を宣言した。

 最後は「よく聞け、俺がノアの選手会長、そしてノアのルールだ! アイム・ザ・チェアマン! アッハッハッハ」と高笑いをあげ、秋の祭典に幕を下ろした。