セ3位の巨人が19日の広島戦(東京ドーム)に5―4で勝利し、再び5割復帰。2位・DeNAが敗れたことにより、ゲーム差は1に縮まった。
先発の山崎伊織投手(26)が投打で奮闘した。初回こそ坂倉に2点適時打を浴びて先制を許したが、以降は立て直して6回まで無失点投球。5―2の7回にファビアンに17号2ランを浴びて降板したものの、打っては3打数2安打3打点と自らのバットで援護点を獲得。後を託された救援陣も中川―大勢―マルティネスと無失点リレーでつなぎ、右腕は今季11勝目を手にした。
山崎は「打たれたっすけどね。失点しても今はチームが勝てれば一番いいんで」と反省点を挙げながら安堵の表情。阿部監督も「もともと打撃は非凡なものを持っているので。自分で楽にしてくれたのでね、ナイスバッティングでしたね」とたたえた。
投手ながら類いまれな打撃センスも光る山崎。チーム内からは「令和の桑田真澄」との呼び声も高い。桑田真澄二軍監督(57)は現役時代、投手でありながら打撃でも「9人目の野手」として活躍し、通算打率は2割1分6厘と、1951年以降にプロ入りし通算500打数以上を記録した投手の中では歴代最高記録となっている。
当時を知るチーム関係者は「伊織は当時の桑田さんを見ているみたいだよね。投球、打撃、守備、どれをとってもセンスがいいし、時々遊び心も入れている。桑田さんと一緒で、野球を楽しむ余裕があるんだろうね」と回顧しながら山崎を絶賛。当の桑田二軍監督も一軍投手コーチ時代に「投手としての視点だけでなく、野手としてグラウンド全体を俯瞰して見ることができる選手」と右腕を評価していた。
現役時代に数々の打撃タイトルを獲得した阿部監督をもってしても「やっぱり当て感もいいし、ボールに対する反応がもともと素晴らしいのでね」とうなるほどのポテンシャルを持つ右腕。今後も投球だけでなく、太鼓判を押される打撃でもチームの勝利に貢献していきそうだ。












