西武・今井達也投手(27)が18日のオリックス戦(ベルーナ)に先発登板。7回一死までノーヒットノーラン投球を演じたが、連続死球から一、二塁とし、代打・西野に中前打を許して偉業達成はならなかった。

 7回1安打無失点で勝ち負けも付かず、3年連続の2桁勝利は次回登板以降にお預けとなった。今井は4月18日のソフトバンク戦(ベルーナ)でも8回無安打1失点で降板。9回を守護神・平良が締め、61年ぶりの「ノーヒットワンラン」継投を演じていた。

 今回は5四死球を与えながら無失点でしのいだ今井は「悪いなりに無失点で抑えることができたのはよかったです」と振り返り、西口文也監督(52)は「ランナーは出していましたけど、要所要所でしっかりと力のこもったピッチングをしてくれた。何とか今井が投げているうちにチャンスもあったので1点でも取っておけば、というところ」とたたえた。

 スタンドにはこの日も複数のMLB球団スカウトが右腕の投球に熱視線を送った。順調にいけば、来季中に国内FA権を取得するが、複数のMLB関係者は「万一、何か起きた場合に、すぐに米国の本部に情報提供ができるように」と有事に備えて視察を続けているという。これまで今井自身が公の場でMLB挑戦の意思を表明したことはないが、確証がなくても目は光り続ける。

 東地区の球団関係者は「これまでのエリート日本人投手のケースを振り返っても、WBCをショーケース(見本市)にして大きな契約を取っているパターンが多い。多くの球団が彼のポスティングは来年と思っていても、決断するのは西武球団。万一に備えなければいけない」と内情を打ち明ける。

 今井がいつ移籍市場に出るのか。MLB球団にとって大きな関心事の一つとなっていることは間違いない。