オリックス側の配慮と人柄がにじむ光景があった。15日のオリックス―ソフトバンク戦(京セラ)の試合前練習。前日のカード第2戦で右胸にバットが直撃して負傷退場した曽谷龍平投手(24)が、ソフトバンクの海野隆司捕手(28)のもとを訪れて握手を交わした。
海野は謝罪し、2人は笑顔で交流。曽谷は鷹ナインの「一発、返しておいたら」という〝アシスト〟を受けて海野の右胸に優しくジャブを入れ、場を和ませた。折られたバットが不運にも直撃してしまったことで、不安を募らせていた海野にとってはありがたい配慮だったに違いない。
ソフトバンクのウォーミングアップに合わせ、球団広報に付き添われてやってきた曽谷。胸部打撲で大事に至らなかったことを伝え、笑顔で握手を交わした。真剣勝負の中で打ち返した打球や折れたバットが相手の野手や投手、ベンチを襲うことはままある。海野にとっても不運というべき出来事だった。申し訳なさを抱える選手に対して、オリックス陣営から「問題なし」を伝える配慮は、気持ちの切り替えを促したはずだ。
2人の交流後、鷹陣営からも感謝の声が相次いでいた。












