リベンジ成功だ。カーリングの2026年ミラノ・コルティナ五輪最終予選日本候補決定戦最終日(14日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、1次リーグの成績を持ち越した3戦先勝方式で争う決勝第3戦は、フォルティウスがSC軽井沢クラブに勝利。通算成績は3勝2敗となり、世界最終予選(12月、カナダ)の切符を獲得した。

 土壇場からはい上がった。11日の初日は1次リーグでまさかの連敗スタート。それでも、スキップ・吉村紗也香は「悔しいという思いも素直に出したことで、自分の中でスッキリして、気持ち的にいい切り替えができた」と感情をチームメートに吐露。心技体を整え、12日の1次リーグは2連勝。13日のタイブレークは22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)に勝利し、決勝にコマを進めた。

 決勝の第1戦はSC軽井沢クラブに3―11で大敗。しかし、同日午前に行われた第2戦は7―6と接戦を制した。試合後には「もう1回みんなと話し合って、優勝するときのイメージをみんなで共有しながら、高い集中力を持って次に臨みたい・強い気持ちで、全力でぶつかるだけ。自信はあります」と決意を述べていた。

 LSとの一騎打ちだった22年北京五輪最終予選日本代表決定戦は、2連勝しながらも3連敗を喫した。その後、北海道銀行とのスポンサー契約が終了し、クラブチームとしてゼロから歩みを進めるなど、どんな状況でも逃げずに戦ってきた。5度目の挑戦で初の五輪出場を目指す吉村が、また1つ関門を突破した。