阪神・森下翔太外野手(25)が10日、DeNA戦(甲子園)でキャリアハイを更新する21号決勝2ランを放ち2―0の勝利を呼び込んだ。

 この試合で自己最長となる12試合連続安打を継続しており、本塁打は7試合ぶり。勝利打点では両リーグトップとなる19度目を記録し、勢いに乗っている。

 両軍無得点の4回だった。先頭の近本が左前打で出塁し29個目となる二盗を決めるなど一死二塁とこのゲーム最初のチャンス。ここで森下が石田と対峙した。初球、インローに外れるカーブを見逃してカウント0―1。2球目、真ん中低め126キロのスライダーを一振りで仕留めた。

「久しぶりに角度もあるいい打球でした」という打球は鮮やかな弧を描いて左翼スタンドに到達した。相手投手は中央大の後輩右腕。今季のこれまでの対戦成績は2打数無安打とあって「たまたま大学の後輩から打ちましたけど、やられた相手から打ててよかった」と先輩の意地を見せた。

 リーグ優勝を7日に決めた直後、チームは連敗を喫したが森下の気持ちに緩みはなかった。「優勝が決まったあとで気が抜けがちなところでも、ポイントを押さえてやっている。試合に出て打てなかったら悔しいんで、常に毎試合、ヒットのためにやっています」とどこまでも愚直で貪欲だ。
 
 CSファイナルステージまで1か月以上の期間が開く中、シーズンの残り試合は14。調整の難しさが話題にもなっているが、全てにおいてキャリアハイを目指す若虎はただ全力プレーを継続していくのみだ。