カーリングの2026年ミラノ・コルティナ五輪日本代表候補決定戦(11日開幕、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)を前に、フォルティウスでスキップを務める吉村紗也香は〝リベンジ〟に燃えている。

 今大会の女子は2戦総当たりの1次リーグを経て上位2チームが決定戦に進出し、1次リーグから持ち越した成績を含めた3戦先勝方式で実施される。勝者は世界最終予選(12月、カナダ)にコマを進め、上位2チームに入れば五輪の代表に決まる。10日に同会場で行われた前日会見では「やれることはやってきた。あとはこの取り組みに自信を持って、最後はプレーするだけ。明日からみんなで楽しみながら集中して頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 フォルティウスは2010年に北海道銀行とスポンサー契約締結。しかし、22年北京五輪日本代表候補決定戦ではロコ・ソラーレ(LS)に2連勝から3連敗を喫して涙を飲むと、スポンサー契約が解消となった。その後はスポンサー集めなどの地道な活動を経て、再びこの舞台に帰ってきた。

 多くの苦しみを乗り越えてきた吉村は「4年前はここで悔しい思いをして、そこからチームとしてのスタートだった。同じ地、同じ舞台に戻って来られてチームとしても本当に誇らしく思う」と神妙に振り返った上で「またそういった挑戦ができることをうれしく思う。前回よりもそれぞれが強い覚悟を持ってこの場に臨んでいる。1試合1試合全力で頑張っていきたい」と力を込めた。

 目指すは悲願の五輪切符。ジュニア時代から注目を集める天才スキップは、今度こそ夢を現実に変えてみせる。